『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第22回の感想
横浜流星さんの静かな包容力に、心があたたかくなった
今回の蔦重は控えめな出番だったけど、その一つ一つの表情や言葉にすごく重みがあって、横浜流星さんの演技が光ってたよ。春町に無理に筆を取らせようとせず、でもそっと背中を押す優しさが滲み出てて、あの自然な立ち居振る舞いがすごく印象に残った。見てるだけでほっとする存在感だったなぁ。
福原遥さんのギラッとした目が忘れられない
誰袖の変化を、福原遥さんがすっごくうまく演じてたと思う。あの琥珀を差し出す時の目つき、ちょっと怖いくらいに真剣で、いつもの優しい雰囲気とのギャップがすごかった…。言葉遣いも所作もいつのまにか芯のある女性になってて、計算高さと気高さが混ざった複雑な感情がしっかり伝わってきたよ。
岡山天音さんの嫉妬の演技がリアルすぎて切なかった
春町が政演に嫉妬してる時の、岡山天音さんの表情がすごくリアルだった。目線が泳いだり、口ごもる感じとか、胸の中でぐるぐる考えてるのが伝わってきて、こっちまで心がざわざわした…。筆を取れない苦しさが、言葉じゃなくて体全体から伝わってきて、ちょっと泣きそうになっちゃった。
尾美としのりさんの穏やかな説得力が沁みた
喜三二の落ち着いた語り口、尾美としのりさんの声で聞くとすごく説得力があって、不思議と安心できるの。春町を訪ねるシーンでも、無理に元気づけるんじゃなくて、ちゃんと春町の気持ちに寄り添ってる感じがして、本当に優しい人なんだなって思った。空気を和ませる演技が絶妙だったなぁ。
染谷将太さんの静かな存在感がじわじわくる
歌麿ってすごく冷静で落ち着いてるけど、春町を心配してるのがすごく伝わってきて、染谷将太さんの演技の深さを感じたよ。声を荒げたりしない分、一言一言にちゃんと気持ちが込もってて、静かな中に熱い想いがあるのがわかった。ああいう役、難しいと思うけど、ほんとに自然に演じてたのがすごかった。
古川雄大さんの静かな決断の演技がしびれた
政演が誰袖に対して「落籍する」と言うシーン、古川雄大さんの低い落ち着いた声にグッときた。驚きながらも覚悟を決めていく感じが、一つ一つの動きに表れてて、演技がすっごく繊細だったなぁ。華やかな役じゃないのに、目線の動きとか間の取り方だけで魅せてくるのが本当にすごいと思った。
宮沢氷魚さんの揺れる心が伝わってきた
意知っていつもはすごく冷静なのに、誰袖と話す時の宮沢氷魚さんの演技、ちょっと不安そうだったり、迷いが見えるのがリアルだった。落ち着いた声の中に、心のざわつきが混ざってて、すごく人間らしかったなぁ。感情を出しすぎない演技って難しいと思うけど、すごく自然で引き込まれたよ。


『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第1回の感想
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