6月9日放送の第8話は、まさに“静かなる衝撃”だったよ。これまで秘密めいた雰囲気だった旭(大森南朋さん)が、ついに自分の過去を紘海(北川景子さん)に打ち明ける展開に、胸が締めつけられた…。3歳の女の子の命を奪った食品事故、そしてその後悔と懺悔。決して許されることではないけれど、その言葉に込められた重さに、思わず涙が止まらなかった。これが「人が人を許す」ということの始まりなのかもしれない…。


旭の告白…静かな空間に響いた「僕が奪いました」
夜のオフィス、誰もいない空間でぽつりと語られる旭の言葉が、本当に重たかった。「3歳の女の子の命を奪いました」って…。あの瞬間、空気が一気に変わったのが伝わってきて、見ているこっちも呼吸を止めてた。
しかもアルコールを久しぶりに口にして、ようやく語られた真実っていうのがまた切ない。
紘海の涙も、ぐっとこらえてきたものが崩れた瞬間って感じで…人の心って、こうやって揺らぐんだなぁと思った。
過去の事故と現在が交差する瞬間
このドラマのすごいところは、“今起きていること”が、どこか過去とつながってるって感じさせる構成だよね。
紘海の娘・美海の変化、梨々子の自傷行為、そして旭の告白。全部がバラバラに見えて、実は1つの線でつながっていたってわかった瞬間に、鳥肌が立った。
「汽車ポッポ」のアラームが鳴った時の紘海の表情も、ただの偶然じゃなく、灯ちゃんと萌子、そして旭との記憶が交差する象徴みたいで、めちゃくちゃ意味深だったよね。
“悪人”ではない、でも“無罪”でもない
旭って、一見すると冷静で淡々としてるから、なんとなく“何か隠してる人”ってイメージあったけど、今回の告白でそれが「罪」だったとわかって、むしろ人間味が増した気がする。
悪意がなかったとしても、結果的に命を奪ってしまった。それに対してきちんと向き合って、報いを受けてきた…その誠実さが伝わったからこそ、紘海も涙を流したんだろうなって思う。
『あなたを奪ったその日から』第1話の感想
『あなたを奪ったその日から』第2話の感想
『あなたを奪ったその日から』第3話の感想
『あなたを奪ったその日から』第4話の感想
『あなたを奪ったその日から』第5話の感想
『あなたを奪ったその日から』第6話の感想
『あなたを奪ったその日から』第7話の感想
まとめ
第8話は、大きな事件もなく淡々と進んでるようで、実はめちゃくちゃ濃厚な感情のやりとりが詰まった回だった。旭の告白、紘海の葛藤、美海の変化、梨々子の闇。
いろんな登場人物が少しずつ本音を見せ始めて、「人ってこんなにも複雑なんだな」って感じさせられるのがこのドラマの魅力。
残りの話数でどこまで“赦し”と“再生”が描かれるのか、気になってしかたない!
感想:罪の向こう側にも“人”がいるってことを思い出させてくれるドラマ
今回観て思ったのは、「罪を犯した人=絶対的に悪い人」っていう考え方って、簡単だけど本質を見失いがちかもなってこと。旭は確かに大きな過ちを犯したけど、それと向き合いながらも人として生きようとしてる。
その姿に、ただ「悪い人だから許せない」じゃ済ませられない気持ちが湧いてきたんだよね。
どこかで人は誰かを傷つけてしまうことがある。でもその後どうするかで、人の価値って変わるのかもしれない。そんなことを考えさせられた回だったなぁ。