『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第5話の感想


『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第1話の感想
『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第2話の感想
『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第3話の感想
『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第4話の感想
伊野尾慧さんの焦りの演技がリアルすぎて息が詰まる
幹太を演じる伊野尾慧さんの演技、今回すごく引き込まれた。黒服の人物を追いかけるときの焦りとか、その後の悔しさが全身からにじみ出てて、こっちまで一緒にドキドキしちゃった。目の奥にある必死さとか緊張感がすごく伝わってきて、演技ってわかってるのにまるでドキュメンタリーを見てるみたいだった。
伊原六花さんのなつめ、強さと不安のバランスが絶妙
なつめ役の伊原六花さん、強い決意を感じさせる表情と、時折見せる不安げな瞳のギャップがとっても印象的だった。命を狙われてるっていう緊迫した状況なのに、感情がブレずにちゃんと芯がある演技がすごいと思ったよ。幹太と再び手を組む場面の静かな覚悟がにじんでて、見ていて胸がギュッとなった。
八嶋智人さんの守谷、頼れるけどちょっと怪しい雰囲気も…
守谷を演じる八嶋智人さん、いつもの軽妙な雰囲気の中に、ちょっとだけ違和感がある感じの演技が絶妙だった。幹太を手伝ってるときの明るさの裏に、なにか隠してる?って思わせるような一瞬の表情があって、すごく気になっちゃった。ほんとに一瞬だけど、そこに意味がありそうって思わせる演技、さすがだなって感じたよ。
野添義弘さんの実、重たい空気を操る演技がすごい
実を演じる野添義弘さん、登場するだけで場の空気がピリッと引き締まるのがすごい。腰が重くて動かない感じとか、何かを言いたそうで言わない表情に深い事情を感じさせて、台詞が少なくてもすごい存在感だった。幹太との温度差がリアルで、まるで家族のもどかしいやりとりを見ているみたいで胸が苦しくなった。
きょんさんの服部、優しさがにじむほんのり温かな演技
服部役のきょんさん、ちょっとしか出てこないのに印象めちゃくちゃ残った。献花をする時の仕草や表情がすごく丁寧で、無言の優しさが伝わってくる感じだったよ。サスペンスの中にほんのりあったかい空気を入れてくれて、バランスのとり方がうまいなって思った。ちょっとした場面でも心が動くって、演技力の高さだよね。

