『MADDER（マダー）その事件、ワタシが犯人です』第9話の感想

梶谷を演じる武田梨奈さん、目の奥がずっと張りつめてるようで、本気で真実に向き合おうとする強さが伝わってきたよ。犯人を前にしても動じないかと思いきや、ノートの内容を見たときの表情がほんの少しだけ揺れてて、それが逆にリアルでゾクッとした。感情を抑えてるけど芯から動いてる感じ、すごく惹きつけられた。

黒川役の山村隆太さん、怖いんだけどどこか哀しい雰囲気もあって、見てて不思議な気持ちになった。あんなに表情が少ないのに、内側の狂気とか葛藤がすごく伝わってくるんだよね。生徒に影響を与えるほどの存在感、ちゃんと画面越しにも感じられて、ゾッとしたけど目が離せなかった。静かなのに圧がすごかったよ。

名前は明かされてないけど、犯人を名乗って梶谷に接触するあの女性、静かに語るトーンが逆に怖くて、すごく印象的だった。感情が見えないようでいて、どこかに執着とか後悔が滲んでる感じがして、聞いてるこっちまで息を詰めそうになった。淡々とした中に狂気が潜んでて、あの静けさが忘れられない。