『MADDER（マダー）その事件、ワタシが犯人です』第5話の感想

茜を演じる五百城茉央ちゃん、あの事情聴取のシーンで見せた冷静さと自信たっぷりの話し方がすごく印象的だった。普通なら焦るはずの場面で、全く動揺せずに警察を論破する感じがゾクッとするくらい迫力あって。声のトーンや目線の鋭さもバッチリで、「この子ただ者じゃないな…」って思わされる演技だったよ。

黒川を演じてる山村隆太さん、あの感情を押し殺したような無表情がめちゃくちゃ印象に残った。人混みの中で冷淡に立ってる姿とか、何を考えてるのかわからない雰囲気がすごく不気味で逆に目が離せなくなる感じ。ちょっとした表情の変化だけで緊張感を作れるの、本当に上手だと思った。

江藤役の樋口幸平くん、茜を責め立てるシーンの勢いがめちゃくちゃリアルだった。怒りと戸惑いが混ざったような目つきとか、感情を抑えきれずに言葉が早くなる感じが本当に生々しくて。相手を責めながらもどこか不安そうな表情に人間味が出てて、「こういう男子、クラスにいるよな～」ってすごく納得しちゃった。

梶谷刑事を演じてる武田梨奈さん、取調室のシーンでの目力が圧倒的だった。厳しい口調と鋭い視線で茜を追い詰めようとする演技が、完全に“プロの刑事”って感じでかっこよかった。相手に押し負けそうになっても、揺らがない芯の強さが表れてて、見てるこっちまで緊張したほど。

依原を演じてる水野響心くんの演技、セリフはそんなに多くないのに、周りを観察してる目の動きがすごく印象的だった。何か裏がありそうな静かな存在感で、空気を読む力があるキャラにピッタリ。静かなのに、じわじわと不安を煽ってくる演技がとてもよかった。ああいうのって、演技力ないと絶対にできないよね。