最終回、見終わってからしばらく放心しちゃった…。11年にわたる復讐と親子の物語「あなたを奪ったその日から」、想像以上に心に残るラストだったよ。なかでも、back numberの主題歌「ブルーアンバー」がここにきて“彼”の心情にピタリと重なって、SNSでも「鳥肌」「心えぐられた」って声がいっぱい。最終話を観た人なら絶対共感しちゃう“あのラスト”について、思いのままに語ってみるね。
紘海と美海、涙の再会から本当の親子に
姨捨で再会した紘海(北川景子)と美海(萌子/一色香澄)のシーン、あまりにも静かで、でも強くて。ずっと抱えてた罪や愛が、一言一言ににじみ出てて苦しくなったけど、すごく美しかった。北川景子さんの優しい眼差しと、一色香澄さんの笑顔が本当に親子みたいで、涙止まらなかった。旭(大森南朋)も、ふたりの想いをちゃんと受け止めて背中を押してくれたの、優しすぎて泣いたよ…。
旭の「お父さん」としての覚悟にもジーンとした
美海を見送ったあとの旭が、カレンダーに「お父さんと会う日」って書かれてたの、あれはもうずるい…。育ての父として、いろんな感情があったはずなのに、ただ静かに子どもの幸せを願ってるのが伝わってきて、大森南朋さんの表情の演技が染みたな。言葉にしない優しさって、こんなに心に響くんだって思った。
“唯一報われなかった男”玖村に心がえぐられる
そしてやっぱり、玖村(Snow Man阿部亮平)のラスト…。セクハラの嘘で人生を狂わされて、復讐として真実を晒したのに、誰からも罵られることなく前を向く梨々子(平祐奈)を見て、泣き叫ぶ姿がつらすぎて見てられなかった。阿部亮平さんの静かで崩れる演技がリアルすぎて、胸が締めつけられたよ。彼だけが置いてけぼりになった感じ、忘れられない…。
主題歌「ブルーアンバー」の歌詞が深すぎる
最初は紘海の心情に寄り添う歌だと思ってたけど、最終回を見てからは「これ、玖村くんの歌じゃん…」ってなっちゃった。特に「悲しいのは一人で充分だからと〜」ってサビ部分、彼がずっと誰にも理解されずにひとりで泣いてた姿と重なって…。back numberの曲ってなんでこんなにドラマとリンクしちゃうの?もう一回ちゃんと歌詞見直したくなる。
梨々子の強さに複雑な感情が生まれた
あんな過去が暴かれても、自分を責めずに堂々としてる梨々子の姿、すごく強いって思ったし、ある意味で救いがあったのかもしれない。でも同時に、玖村だけが“終わったまま”なのが余計にしんどくて…。平祐奈さんの演技もすごく印象的で、あの無言の余裕みたいな表情が、余計に彼を追い詰めたようにも見えて複雑だったな。
まとめ
「あなたを奪ったその日から」っていうタイトル、最終話まで観たらすごく深く感じるようになった。奪った、そして愛してしまった、救われた人と救われなかった人。back numberの「ブルーアンバー」もラストに向けてどんどん意味が変わってきて、本当に心を動かされたドラマだった。心に引っかかる何かをくれる作品って、やっぱりいいよね。