『ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～』第9話の感想

恵子を演じる松下由樹さん、目の奥が完全に別世界にいるようで本当に怖かった。ナイフを持って美羽に迫る場面、言葉の一つ一つが刺さってくるような迫力で、狂気と愛情が入り混じった表情にゾクッとした。圧巻の演技力だったよ。

美羽役の中村ゆりかさん、極限状態の中で見せる恐怖と、それでも逃げなきゃっていう意思の強さがすごく伝わってきたの。表情の変化もすごくて、一瞬一瞬の目線に感情が詰まってた。ただ怯えるだけじゃない演技が本当に良かった！

拓人を演じた野村康太さん、恵子への罪悪感と美羽を守りたい想いの間で揺れる感じがすごく伝わってきたの。刺す直前の葛藤が表情にも体の動きにもにじみ出てて、本当に苦しかった。追い詰められた青年のリアルさが痛いほど響いた。

幼少期の恵子のシーンを演じた子役の子もすごく良かった。無表情の中にある寂しさとか、何かが欠けてる感じが見てて辛くなった。ほんの少しの台詞でも伝わってくるものがあって、松下由樹さんの恵子につながる説得力があったよ。

全体的にピリピリした空気の中で、どの俳優さんも一瞬も緩まず役に入り込んでて本当にすごかった。特に、刺した直後の拓人と美羽のやりとりは、台詞が少ない分、息遣いや視線の演技で全部伝えてて鳥肌立った。静かな迫力がたまらなかった。