『ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～』第3話の感想

恵子を演じる松下由樹さん、ほんとに言葉の一つ一つに重さがあって、支配してるっていうより“自分が正しい”って信じて疑ってない感じがすごく怖かった。でもその裏にある情みたいなものも時々チラッと見えるから、ただの悪役って感じじゃなくて、複雑で目が離せなかった。

拓人を演じる野村康太くん、もう全身から「どうしていいか分からない」っていう苦しさがにじみ出てて、見てるこっちも息が詰まるようだった。自分の気持ちを抑えようとしてるのに、それがうまくできなくて爆発しちゃう感じがめちゃくちゃリアルで切なかった。

克己役の長妻怜央くん、空気感がほんと優しくて、その分恵子とのシーンが不思議な緊張感に包まれてたの。笑顔の中にちょっとした企みがあるのか、素直なのか分からない感じがとにかく絶妙で、ただの“さわやか俳優”じゃ終わらない存在感だった！

社長役の岩谷健司さん、言葉は穏やかなんだけど、そこにある“全部見透かしてる感”がめちゃくちゃ怖かった。静かに人をコントロールしてる感じがたまらなくて、目の演技だけでも存在感がすごかった。いるだけで空気が変わるって、こういう人のことだなって思った。

言葉のない時間がすごく多かったけど、松下由樹さんと野村康太くんの間に流れる空気だけで「これは普通の関係じゃない」って分かるのが本当にすごかった。見つめ合うだけでピリッとするし、心が引き裂かれるような緊張感があって、演技力のぶつかり合いって感じだった。