『パラレル夫婦死んだ“僕と妻”の真実』最9話の感想

なつめを演じる伊原六花さん、妊娠の喜びと迷いが交差する演技がとてもリアルだった。とくに幹太を前にして気持ちを隠しながらも、心の葛藤が滲んでくる表情にぐっときちゃった。涙をこらえる目の動きもすごく丁寧だった。

幹太を演じる伊野尾慧さん、なつめの異変に気づいても無理に聞き出さないやさしい感じがとても自然で、あの空気感を作れるの本当にすごいと思った。セリフよりも沈黙の演技で感情が伝わってくるのが最高だった。

莉子との食事会のシーンで、なつめがぽろっと本音をこぼすところ、伊原六花さんの演技が本当に切なくて。声のトーンや間の取り方も絶妙で、ずっと我慢してきた気持ちがあふれた瞬間に心を揺さぶられたよ。

オムツのCMの撮影後、赤ちゃんについて話す幹太の顔がすごく優しくて、子どもを本当に愛おしく思ってる気持ちが伝わってきたの。伊野尾慧さんの笑顔がナチュラルで、見ててこっちまであったかくなった。

莉子を演じた齊藤なぎささん、なつめの様子を見て食事会をセッティングするシーン、明るく振る舞いながらも本気で心配してる感じが伝わってきた。空気をパッと明るくしつつ、ちゃんと優しさがにじんでたのが印象的だった。

『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』最9話の感想