「19番目のカルテ」第4話の感想（ネタバレなし）

「19番目のカルテ」第4話の感想

浜野謙太さんの他人事っぽい空気感が絶妙

浜野謙太さんが耕太を演じる時の、あのちょっとぼんやりした表情と気の抜けた声がリアルすぎた。病気の話なのに肩をすくめる動きや、視線をふっとそらす感じが「本当に自分のことなの？」って思わせるの。自然体に見えるのに、計算された演技っぽくてすごい。

倉科カナさんの爆発寸前の怒りがリアル

倉科カナさんが早智として積もり積もったイライラを見せるシーン、声のトーンの上がり方とか、呼吸がちょっと荒くなるタイミングが本物っぽくてドキッとした。表情も笑顔を無理に作ろうとしてるけど目が笑ってないのが切なかった。

清水尋也さんの面倒くさそうな姿勢がハマり役

清水尋也さん演じる鹿山の「やる気なさそう」な雰囲気、めっちゃ説得力あった。椅子にもたれる姿勢とか、返事をするときの低くて平坦な声が「本当に面倒ごと嫌いなんだな」って思わせる。目線も相手じゃなく書類に落とす瞬間が細かくて感心した。

松本潤さんの提案シーンの説得力

松本潤さんが徳重として淡々と提案するシーン、声の響きが落ち着いてて大人の余裕を感じた。相手の反応をじっと見てから、間を置いて話すテンポが独特で、場の空気をコントロールしてる感じ。立ち姿もまっすぐで安定感があった。

小芝風花ちゃんの反発心むき出しのやりとり

小芝風花ちゃんが滝野として鹿山に言い返す時のキレの良さ、めっちゃスカッとした。眉をきゅっと上げて目を大きく開く瞬間や、声を一段高くして間髪入れず返す感じが、感情の高ぶりをそのまま見せててリアルだった。