生田斗真さんが主演のドラマ『俺の話は長い』が約5年ぶりに帰ってきたよ。2025年春スペシャルってことで、前後編に分かれて放送されたんだけど、4月6日の後編はついに満さんが人生のターニングポイントに立たされるお話。家族のこと、実家のこと、自分の将来のこと、いろんなことが絡み合ってるのに、やっぱりこのドラマは静かで、どこかホッとするような空気感があったんだよね。ちゃんと“俺の話”って感じがして、心に残った。

秋葉家ってこんな感じなんだって初めて知った
後編の最初のエピソードは「暗号資産とお好み焼き」ってタイトル。春海ちゃんが運転の練習に付き合ってほしいって言ったから、満さんは連れて行かれたんだけど、着いたのがなんと秋葉家。連ドラのときはまだ建設中だったから初めての登場だったんだよ。光司さんは、もし実家が売れたら満さんもこの家で一緒に暮らせたらいいなって思ってたみたい。でも綾子さんも春海ちゃんも、房枝さんまで反対してて、ちょっと気まずい空気だった。満さんは、そんななかでも光司さんと春海ちゃんの関係をさりげなくフォローしてた。ちゃんとおじさんしてるところ、なんかジーンとした。
やっぱりこのドラマの本気って、こういう静かなとこにあるんだよね
エピソードの後半「さくら餅と判子」は、ポラリスの契約の日。森尾さんが手土産にさくら餅持ってきて、仏壇の前で満さんが一気に食べるの。そのとき、満さんの中で何かが変わったんだと思う。急に「自分が喫茶店継ぐ」って言い出して、家を売る話を止めちゃった。綾子さんはびっくりして怒ってたけど、ちょっと泣きそうにもなってた。たぶん心のどこかで、こうなるのを待ってたんじゃないかな。ガヤガヤしてるのに、すごく静かに心が動く感じ。これぞ『俺の話は長い』って感じだった。
満さんがカウンターの中に立ったとき、ちょっと泣きそうになった
ガトーショコラを作る練習してる満さん、ちょっとかわいかった。だけどそれって、もう完全に“やる気スイッチ”入ってる証拠だよね。ついに喫茶店のカウンターの中に立ったときは、さすがにグッときた。連ドラのときは絶対入りたくないって拒んでた場所。なのに今回は自分の意思でそこに立った。いつも出入りしてた台所の勝手口から一歩進んだだけなのに、それがめちゃくちゃ大きな変化に見えた。36歳ってちょっと遅いかもしれない。でも負けを認めるって、そんな簡単なことじゃないんだと思った。

まとめ
『俺の話は長い ~2025・春~』の後編は、“家族”とか“居場所”とか、なんでもないことがすごく大事なんだって思い出させてくれる話だった。満さんが実家を出るんじゃなくて、逆に喫茶店を継ぐって選んだの、めちゃくちゃ意外だったけど、すごくしっくりきた。今回“家”は売られなかったし、このまま同じ場所でまた続きが描かれてもおかしくない気がする。春海ちゃんが大学卒業する2年後とか、そのタイミングでまた見られたら嬉しい。あの家族の“なんでもない日常”を、またのぞきたいって思っちゃった。