『彼女がそれも愛と呼ぶなら』第3話の感想



伊麻の強さと弱さのバランスが絶妙
栗山千明さんの伊麻、本当に存在感がすごい。表面はすごく堂々としてるのに、心の奥では揺れてる感じが伝わってきて、そのギャップに引き込まれちゃった。母親としての責任感と、ひとりの女性としての感情がぶつかるシーンは、ただ立ってるだけでも緊張感があって見入っちゃったよ。細かい表情の変化がほんとに上手だった。
氷雨の不安に共感しまくり
伊藤健太郎くんの氷雨、もう見てて胸が痛くなるほど繊細だった…。伊麻への想いが大きいからこその不安や葛藤を、言葉よりも仕草や目線で表現してて、すごくリアルだった。ふとした瞬間に見せる切なさとか、自信なさげな姿が印象に残ってる。感情の波に飲まれながらも、まっすぐで不器用なところが愛おしくてたまらなかった。
鈴子の言葉が突き刺さる
黒沢あすかさん演じる鈴子、圧がすごすぎて空気変わったよね。正論っぽいんだけど、すごく一方的で冷たくて、伊麻を責めるシーンなんて息止まりそうだった。あの独特の声のトーンや視線の鋭さが、本当に怖いの。でもただの悪者じゃなくて、息子を想っての言葉だっていうのが見えるから、複雑で重たくて、めちゃくちゃ印象的だった。
亜夫のセリフがズルすぎた
千賀健永くんの亜夫、あの「順位がある」って言葉の言い方、なんか刺さった…。淡々としてるのに、ちゃんと氷雨の心を揺らす感じがあって、すごく計算されてる演技だなって思った。軽そうに見えて実は深い感情があるキャラだから、表情の裏にある本音が気になっちゃう。独特の存在感があって、自然に目がいっちゃった。
千夏のひと言が救いだった
小宮山莉渚ちゃんの千夏、あの「ママは氷雨くんに夢中だよ?」ってセリフ、可愛さと真っ直ぐさが混ざっててすごく良かった。子どもらしい無邪気さなのに、しっかり空気読んでる感じがあって、見てるこっちがホッとした。演技が自然で、感情をふっと和らげる存在になってて、すごく大事な役割をちゃんと果たしてたと思う。


