『家政婦クロミは腐った家族を許さない』最終回の感想

クロミを演じる関水渚の演技が、本当にヤバかった。特に最後の「なんて素敵な家族の絆なんでしょう」って微笑むシーン、背筋が凍るくらい怖かった。可愛らしい笑顔なのに、言葉の意味が全然違う方向に聞こえるのが鳥肌モノだった。

翠を演じる藤原紀香の演技が、もう圧巻だった。元夫・一馬と対峙するシーンでは、顔が引きつっていて、言葉にできない恐怖が伝わってきた。涙を流しながらクロミにすがる場面も、心が壊れていく感じがリアルで胸が痛くなった。

千翠役の阿久津仁愛、最後まで恐ろしすぎた…。もともと歪んだ愛情を持っていたけど、最終回では完全に壊れた感じがすごくて、目の演技だけでも圧倒された。血まみれの状態で座ってるシーン、もう正気を失ってる感じが伝わってきて怖すぎた。

蒼太役の高橋光臣、限られたシーンの中でもすごく印象に残った。倒れた状態での演技もリアルだったし、翠が寄り添うシーンでは、すでに命が尽きかけている感じが伝わってきて、ただただ悲しかった。最後まで存在感がすごかった。

翠の元夫・一馬を演じる元木一馬が怖すぎた…。登場するだけで空気がピリッと張り詰めるし、あの冷たい目つきと低い声が威圧感たっぷりだった。「息子を人殺しにしちまった気分はどうだ？」のセリフ、重すぎて心にズシンときた。