『119エマージェンシーコール』第6話の感想
主題歌 羊文学『声』を聴いてみる
清野菜名の繊細な演技が光る
粕原雪を演じる清野菜名の細やかな表情の変化が印象的だった。姉・小夏との会話では、過去の火災を思い出す雪の純粋な気持ちが伝わり、視聴者の共感を誘う。強さと繊細さを兼ね備えた演技が見事だった。
瀬戸康史の鋭い演技に引き込まれる
兼下睦夫を演じる瀬戸康史の演技には独特の鋭さがあり、彼の発する一言一言に重みがある。雪に対して放った「お前もまだまだだな」というセリフも、ただの厳しさではなく、深い意味を持つものとして響いた。
酒井大成のフレッシュな演技が魅力的
新たに司令課に加わった上杉昴を演じる酒井大成の初々しさがキャラクターとよく合っていた。天ぷら火災の対応で見せた堂々とした姿勢と、その後の不用意な対応のギャップがリアルで、成長を感じさせる演技だった。
見上愛の落ち着いた対応がリアル
新島紗良を演じる見上愛は、頻回要請者への対応シーンで冷静な態度を貫いていた。迷いなく対応する姿がリアルで、ベテランらしさを醸し出していた。抑えた演技がキャラクターの信頼感を高め、説得力のあるシーンになっていた。
中村ゆりの安定感が際立つ
高千穂一葉を演じる中村ゆりの安定した演技が、司令課の頼れる存在感を強めていた。後輩を指導する姿勢には厳しさだけでなく温かみも感じられ、彼女の演技によってチームの信頼関係がしっかりと描かれていた。
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