「最後の鑑定人」第7話の感想
DNA鑑定の揺らぎにゾクッとした
冒頭から衝撃だったのが、検察が証拠として持ち出したDNA鑑定。北尾洋介(濱田龍臣くん)を追い詰めるために使われているのに、その裏には“隠された部分”があるなんて…。土門誠(藤木直人さん)が書類を読みながら怒りをにじませる場面、あの表情に鳥肌が立った。科学を信じる姿勢と、権力の思惑のぶつかり合いってこんなに生々しいんだなって感じた。
相田弁護士の焦りが切なかった
相田直樹(迫田孝也さん)が土門に助けを求めに行くときの必死さ。正義を叫びたいのに、制度に押し潰されそうになってる弁護士の立場がすごくリアルで胸に響いた。都丸勇人(中沢元紀くん)と三浦耕太郎(阿部亮平さん)も板挟みで揺れていて、それぞれの立場の葛藤がちゃんと伝わってきたのが良かった。
映像に映った“あの影”
野鳥観察カメラの存在がこんな形で役立つなんて予想外。しかも映像に映ったフードの男…姿は見えないのに、ただ歩いてるだけで異様な気配を放ってた。土門がその歩き方を解析する場面、静かなのに心臓がバクバクして、目を逸らせなかった。まさかあの人物が、あんなふうに見えてしまうなんて…。
観ている自分まで試される感じ
「証拠とは何か」「信じられるのは誰か」って問いを投げかけられている気がして、ただの推理ドラマ以上の重みがあった。河川敷の冷たい空気と、鑑定の緻密さの対比が印象的で、観終わったあとも頭の中でずっと映像が再生される。第7話は、静かに心を揺さぶってくる回だったなって思う。
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