江戸のメディア王・蔦屋重三郎の波乱の人生を描く大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』。6月29日に放送された第25回「灰の雨降る日本橋」は、ついに蔦重が結婚！という大きな転機があったんだけど…それ以上に視聴者の心をグッとつかんだのは、花魁・誰袖と田沼意知の切なすぎる恋模様だったの。ロマンチックな膝枕シーンにときめきながらも、どこか不安が残る展開に、SNSでは「フラグ立った!?」とざわつきも。今週は、そんな“甘さと切なさ”が交差した誰袖編にフォーカスして語っていきます！
ついに動いた誰袖の想い、でも気持ちは不安でいっぱい…
誰袖（福原遥）が意知（宮沢氷魚）に恋して約1年半。間者として彼を手伝ってきたけど、気づけばただの“お役目”じゃなくて、本気の恋に。なのに、意知がどう思っているのか分からないまま日々が過ぎて…。そんな中で、他の女郎が意知に話しかけただけで、思わず誰袖がブチギレ！2階から飛び降りて大ゲンカしちゃうシーンは、笑っちゃうくらい情熱的で、でもすごくリアル。好きだからこそ、怖くなる。自分は“本気の相手”なのか、それとも“便利な協力者”なのか…。女の子なら共感しちゃう心の揺れ、痛いくらいに伝わってきたよね。
「袖に寄する恋」…意知の想いがようやく伝わる瞬間
そしてついに、意知が誰袖の元を訪れて、扇子に書かれた一首をプレゼント。あの狂歌、もう反則レベルでエモすぎた！「袖の下にて死にたし」って、冗談っぽく見えて、実はめちゃくちゃ深い告白。ずっと彼女を“触れずにいた”のも、自分の本音を押し込んでいたから。真剣に思ってるからこそ、軽く扱いたくなかったんだって気づいたとき、胸がギュッと締め付けられた…。誰袖もちゃんとその気持ちに応えて、「お許ししんすゆえ、ちょいと袖の下で死んでみなせんか」なんて返し、最高の掛け合い。ついに両思いが確定した瞬間だったね。
「望月」と西行の歌が意味するものは…涙の予感も
ラストで意知が誰袖の膝に顔をのせて、「花魁が…”望月”のようだ」とつぶやくシーン。望月＝満月、そしてそれは西行法師の有名な辞世の句のキーワード。つまり“死”を予感させるものでもあるんだよね。実際、史実では意知には悲しい運命が待っているから、「これフラグでは!?」って思った人、多いはず。誰袖のほほ笑みも、どこか切なく見えて…。せっかく両想いになれたのに、これから先どうなるの!?って、気が気じゃない終わり方だった。
ていとの結婚、蔦重の人生も急展開
もちろん今回の主役・蔦重（横浜流星）の動きも大きかった！日本橋の丸屋を手に入れたことで、一気に“出版界の革命児”らしさが加速。そして、なんとその丸屋の女将・てい（橋本愛）とスピード婚！ちょっとびっくりな展開だけど、蔦重らしい勢いのある人生って感じでアガった〜！蔦重とていの今後も気になるし、歌麿（染谷将太）や北斎との絡みも楽しみすぎる！
まとめ
第25回は、蔦重の結婚という大きな節目と、誰袖×意知の甘くて切ない恋模様が印象的すぎた回だったよね。ロマンチックな膝枕と、狂歌に込められた恋心に胸キュンしながらも、西行法師の歌がもたらす“死”の影にハラハラ…。まるで夢の中のような美しいシーンの裏に、未来への不安がチラついていて、ドラマの深さを実感したなぁ。来週はどうなるのか、もうドキドキが止まらない！
