『しあわせは食べて寝て待て』第6話の感想

さとこを演じる桜井ユキさん、やっぱりすごく落ち着く存在感だった。地方移住を考えるシーンも、無理に感情を大きく出すんじゃなくて、静かに迷ってる感じがすごくリアルで共感できたよ。ちょっとした表情の変化とか、ため息のタイミングが絶妙で、見てるこっちも一緒に考えてる気分になった。

唐役の福士誠治さん、さとこに移住の話を持ちかける時の穏やかな語り口が本当に優しかった。押しつけがましくないのに、ちゃんと真剣さが伝わってきて、こんなふうに言われたら誰だって心が動くよねって思った。日常の中にあるちょっとした真剣さを自然に出せる演技が素敵だった。

反橋を演じる北乃きいさん、今回はすごく共感しちゃった。お母さんとの距離感とか、自分のやりたいことと家族の期待との板挟みに悩んでる感じがすごくリアルで、見てて苦しくなるくらいだった。でもちゃんと明るい面も見せてて、そのバランス感がほんと上手だったな。

司役の宮沢氷魚さん、ふわっとした優しさが今回も健在で、見ててすごく癒された。言葉数は多くないけど、さとこや周囲の人への気配りがナチュラルで、気持ちが温かくなるような存在だったよ。どんなときも相手を尊重する感じが演技にちゃんと出てて素敵だった。

八つ頭というキャラ、ニートって紹介されてたけど、どこか達観してる感じがあってすごく印象的だった。言葉の選び方とか話すテンポが独特で、反橋との会話に引き込まれたよ。あの空気を壊さずに演じられるって、かなり難しいと思うから、俳優さんの演技力に感心しちゃった。