『しあわせは食べて寝て待て』第5話の感想

桜井ユキさんが演じるさとこって、本当に言葉少ななのに心の中がちゃんと伝わってくるのがすごい。今回も、副業をやめていつもの日常に戻るさとこの背中が少し切なくて、それでも前を向こうとしてる姿にじーんときちゃった。表情の変化がとても丁寧で、静かな強さにすごく惹かれたよ。

司役の宮沢氷魚さん、山の中で見せる自然体な姿がとても印象的だった。ふわっとしてるのに、どこか目が離せない不思議な魅力があるんだよね。謎めいた雰囲気を出しつつも、時折見せる優しさがすごくリアルで、言葉のトーンも柔らかくて耳に心地よかったなあ。

鈴を演じる加賀まりこさん、やっぱり存在感がすごい！回想シーンでの若干の緊張感とか、過去と現在をつなぐ目線の動きが自然で、こっちまで息をひそめちゃった。何気ないひと言の重みがあって、過去の司との出会いの場面では表情だけで色んなことが伝わってきたのがさすがだったよ。

倒れていた司を見つける場面、ほんとにリアリティがあってちょっとドキッとしちゃった。宮沢氷魚さん、体の動かし方がうますぎて、本当に具合が悪い人みたいだったし、無言の時間にもちゃんと緊張感があって、引き込まれた。自然の中での演技って難しそうだけど、空気感まで作っててすごかったな。

山で司と過ごすシーン、さとこの目線のやわらかさがすごく印象に残ったの。桜井ユキさん、ちょっとした仕草とか表情の揺れ方が本当に細かくて、自然に癒されていく感じがちゃんと伝わってきた。セリフが少ないのに心がぽかぽかするのは、彼女の目がすごく語ってるからなんだろうなって思ったよ。