“パートナー”という新しい形
ナギ(渋谷謙人さん)の「パートナーになってみる?」という言葉に乙葉(島崎遥香さん)が応じる場面は、恋愛が存在しない世界だからこそ響く特別な提案に感じた。明確な告白がなくても、一緒に過ごす時間の中で自然と心が寄り添っていく。その流れがとても温かくて、乙葉の安心した表情にこちらもほっとさせられた。
ありのままを受け止める関係性
ハレ(ISSEIさん)と純(花田優里音さん)の関係も印象的だった。大人数が苦手という共通点を持つ二人が、セックスありきではない繋がりに安らぎを見出す姿は、まるで「ここにいていいんだ」と思わせてくれる居場所そのもの。自分を飾らなくても受け入れられる安心感が、画面越しにもじんわり伝わってきた。
差し込む過去からの影
やっとナギとの関係に前向きになれた乙葉のもとに、突然かかってくる太一(中山優馬さん)からの着信。あの瞬間の乙葉の揺らぎは、見ているこちらまで胸がざわつくほどリアルだった。「もう一度話したい」という言葉の重さと、ナギへの罪悪感との間で揺れる気持ち。その葛藤が痛いほど伝わってきて、心臓がきゅっと掴まれるようだった。
安心と迷いのせめぎ合い
第5話は、安心をくれる現在の“パートナー”と、忘れられない過去の存在。その間で揺れる人間らしい心情が丁寧に描かれていて、見終わったあともしばらく余韻が残った。信じたい未来と、まだ断ち切れない想い。その二つがぶつかり合う瞬間から目が離せなかった。
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