「ただの恋愛なんかできっこない」第7話の感想
休日の空気がくれる魔法
スイーツ市場調査という名目で出かけたさくら(葵うたのさん)と桐谷(山本涼介さん)の時間は、日常から少し切り離された特別な空気に包まれていた。私服の桐谷が放つ雰囲気に、さくらの視線が自然と引き寄せられていく様子が微笑ましくて、見ているこちらも心が浮き立った。
“匂い嗅ぎ放題”が生んだ距離感
桐谷がお礼として叶えた「匂い嗅ぎ放題」という不思議なお願いが、思っていた以上に甘くて大胆。さくらの部屋というプライベートな空間に漂う香りが、ふたりの間の距離を一気に縮めていく様子は、まるで香りそのものが物語を進めているみたいだった。
欲望と理性のせめぎ合い
さくらの心に芽生える「自分だけのものにしたい」という熱い想いと、それを押し込めようとする理性。その揺れが、視線や小さな動作にまで表れていて、静かなのに心拍数が上がるような緊張感を生んでいた。あの沈黙の時間にこそ、本音が滲んでいた気がする。
甘いだけじゃ終わらない余韻
一見ただの微笑ましいやりとりも、その裏には複雑な感情が隠れていて、ラストにはふっと切なさが忍び寄る。笑顔の中にある影が、余韻を何倍にも深くしてくれる回だった。
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