『黒弁護士の痴情世界でいちばん重い純愛』第5話の感想

宗一を演じる中尾暢樹くん、優しさと狂気が紙一重な感じがほんと絶妙だった。クレーマーを殴るシーンの迫力もすごかったし、その後の静かな怒りや孤独が表情だけで伝わってきたの。結の態度に傷ついて暴走してしまう心の弱さも、目線の動きひとつで分かるのが本当にすごかった。

結を演じてる三輪晴香ちゃん、宗一への想いと戸惑いの両方をすごく丁寧に表現してた。笑顔を保とうとしてるのに、ふとした瞬間に不安がにじむ表情がすごくリアルだった。寝てる間にも感情を感じさせる演技が自然で、彼女の繊細さが心に残ったよ。

佑志郎役の元之介さん、ほんと癒しの存在だった…。ギクシャクしてる結に対して優しく言葉をかける場面、穏やかな声と落ち着いた目線に包容力を感じて、思わずホッとしちゃった。結と向き合うときの真っ直ぐな視線も素敵で、佑志郎の人柄が伝わってきた。

宗一がクレーマーを殴るシーン、感情が爆発する瞬間の中尾暢樹くんの演技に息を飲んだよ。怒りだけじゃなくて、どこか寂しさとか焦りも感じさせるところがすごくて、ただ暴力的なだけじゃない宗一の複雑な内面が一気に見えた。静かな演技の後の爆発ってほんと効く…。

結の部屋に宗一が入っていくシーン、セリフはほとんどないのに、中尾暢樹くんの目つきや動きだけで「何かが壊れてる」って感じさせるの、鳥肌モノだった。静かな怖さってああいうことなんだって思ったし、どこか悲しげな表情もあってすごく引き込まれた。

『黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛』第5話の感想