はじめに:極道 × 仕事 × 恋、という組み合わせにドキドキした
このドラマ、最初に“恋に落ちた上司が極道の若頭”って設定を聞いたとき、「え、どういうこと?」って思ったけど、気づいたら毎話楽しみになってた。
広告代理店で働く真琴(紺野彩夏)と、冷徹だけどどこか頼りになる蓮(戸塚祥太)の切なさとか対立がいい塩梅で描かれてて、胸がぎゅーっとなる瞬間がたくさんあった。
ストーリーの流れ:秘密と葛藤、そして選択
真琴は普通のOL生活を送りたいと思いながらも、仕事であった裏側を見てしまう。
一方、蓮は極道の若頭という立場も背負ってて、その秘密を抱えながら真琴との関係を築いていく。
最終回では、蓮が自分の“極道であること”を真琴に打ち明ける。
その告白が2人の関係を揺るがす。
真琴は離れる選択をして、一度は蓮の元を去ろうとするけど、蓮と向き合おうとする葛藤が描かれてた。
「住む世界が違いすぎる」という壁をどう乗り越えるか、それぞれが選んだ道を見せてくれた終盤だった。
名シーン・心に残った言葉
蓮が真琴に「極道だって、君を守りたい」って言うシーン。
ただ強いだけじゃなく、弱さや責任も見せつつのその言葉がずっと胸に残った。
真琴が涙をこらえながら「離れてもいいと思ってた」って本音を吐く場面も切なすぎて。
また、蓮を責めながらも「あなたの苦しみを全部は背負えない」っていう言葉には胸が痛んだ。
虎(中村嶺亜)の「すべてを押し付けて逃げてるだけだ」っていう鋭い指摘も、蓮の内側を抉るようで印象的だった。
キャラ別ふり返り:闇と光を抱えた人たち
真琴(紺野彩夏)
普通でいたいと思う一方で、強さも持ち始めて。
蓮との関係に揺れながら、自分の境界線を探す彼女の感情の揺らぎが丁寧だった。
蓮(戸塚祥太)
極道の顔と、恋人としての顔のギャップが強くて心を掴む。
秘密を隠しながらも、真琴を大切に思う気持ちが伝わってくる演技だった。
虎(中村嶺亜)
2人を外側から見てる存在だけど、言葉が刺さる。
真琴と蓮の関係に問いを投げかける役割が強かった。
理緒(星乃夢奈)などその他も、真琴や蓮の選択を映す鏡みたいな存在感を放ってた。
気になったところ・もう少し描いてほしかったこと
蓮が極道をやってきた理由、過去の葛藤、もう少し丁寧に描写してほしかったなと思う部分があった。
真琴の家族背景や、なぜ真琴が“普通の生活”を望むようになったかの内面も、もう少し掘り下げてほしかった。
最終回の告白シーンのドラマ性は高かったけど、もう少し布石を散りばめておいてくれたら、さらに重みが出ただろうなとも感じた。
まとめ
「極道上司に愛されたら」は、危うさと甘さが混ざった恋愛をリアルに見せてくれたドラマ。
隠す秘密、暴かれる覚悟、それでも選びたい相手がいる切なさ。
もしあなたが“禁断な恋”“二人の立場の違い”に胸がときめくタイプなら、この作品、刺さると思う。
名シーンや名言もたくさんあって、観終わったあとも余韻がじんわり残るドラマになったな、って感じる。
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