隠されていた事実が当たり前になる瞬間
今回、耕造(佐藤浩市さん)に隠し子の存在が明らかになって、なんだか世界のルールが一気に変わったように感じた。
栗須(妻夫木聡さん)が説明を迫る場面の空気、その重み。自分の知ってる“社長”像が、ゆらゆらと揺らぎ始めたのを感じたよ。
中条美紀子(中嶋朋子さん)という女性が疾患で療養中という事実も、その背景にある事情も、ただの告白ではなく“一体何を守ってきたのか”を問いかけるようなものだった。
息子・耕一の登場が波を起こす
そして、大学生の息子・耕一(目黒蓮さん)が登場してから雰囲気が一変。「本当に出てくるんだ…」と画面に吸い込まれた瞬間だった。
「父がいた世界」と「いなかった世界」の境目を、耕一の存在が静かに揺らしていくのが、心に残る。
援助を申し出る栗須と、影から見守る耕造、「家族」という言葉が軽く聞こえなくなった瞬間だったよ。
競馬の舞台もリアルに揺らぎ出す
馬の出走、そして“三歳馬の頂点・日本ダービーへ”という流れ。競争馬を追うというドラマ内の夢と現実が、「隠し子」「家族」のドラマと重なって、揺れた。
「夢を描く馬」と「夢を壊す真実」が同じトラックの上を走っているようで、胸がざわついた。
チームロイヤルの“情熱”と、息子を想う“母の気持ち”が交差する中で、観ているこちらも自分の中の“支えたい”部分と“守らなきゃ”部分を刺激された。
終わったあとも、思考が止まらなかった
見終わったあと、夜の静けさの中で耕一の目線が思い出されて、なんとも言えない余韻が残った。
「お引き取りください」というあの一言が、深く刺さって、頭の中でぐるぐる回っていた。
隠されていたものが“表向き”になることで、守るはずだったものが守られなくなるんだ、って痛感した。
第5話は、見ているだけじゃなくて感じる回だった。


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