秘書就任と“家の壁”との対峙
栗須(妻夫木聡さん)は、ロイヤルヒューマンに入社してすぐ、競馬事業部の専任秘書という重責を負うことになった。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
そして、社長・耕造(佐藤浩市さん)の妻・京子(黒木瞳さん)が競馬を嫌っているという、いわば“家の事情”にも巻き込まれていく。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}
あの食事会での栗須の緊張感…「ここがスタートラインなんだ」という空気が鮮烈だった。
勝利か撤廃か、競馬事業部の瀬戸際
優太郎(小泉孝太郎さん)が「今年中に1勝できなければ事業部を撤廃する」という宣告を父・耕造に突きつけるシーン。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}
それを受けて、耕造が「最も戦力になりそうな馬」を勝たせるべく栗須を連れて美浦トレーニングセンターへ向かう。だが、耕造の強引さが調教師・田所の反発を招き、決別に至る。 :contentReference[oaicite:4]{index=4}
“勝つか消えるか”という緊張、その瞬間に栗須もまた、ただの傍観者ではいられなかった。
新たな調教師との出会いと“信頼”の兆し
決別後に栗須が出会ったのは、元恋人・加奈子(松本若菜さん)を通じて知った優秀な調教師・広中(安藤政信さん)。 :contentReference[oaicite:5]{index=5}
この出会いが、栗須にとって“勝利の鍵”となる可能性を秘めていて、「ただの命令に従う秘書」では終われないという意志が表れていた。
そして、馬の血統や適性を見極める広中の戦略が、漂っていた“敗北臭”を一気に希望へと変えていく場面が心に残った。 :contentReference[oaicite:6]{index=6}
チームとして動き始めた“ロイヤルファミリー”の輪郭
第2話の最後、「逃げ馬」として勝利を掴む馬の姿に、視聴者として胸が張り裂けそうになった。 :contentReference[oaicite:7]{index=7}
「家族」「会社」「馬主」「調教師」「馬」――それぞれが違う立場で交わり、ようやく“ロイヤルファミリー”という言葉がドラマとして腑に落ちた瞬間。
あのラストシーンを見たとき、「これはチームの物語なんだ」と強く感じた。
第2話を見終わったあと、胸の奥で「ここからどんな案がひらめくのか」「この勝ちが彼らをどう変えるのか」という問いが静かに膨らんでいた。
そして、栗須さんがこの世界で“試される人”ではなく、“動かす人”になるんだという予感が、自然と芽生えた夜だった。
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