強盗事件の余波が、思った以上に日常の隙間に入り込んでいてゾクリとした。
“臨時休業”という日常のワンクッションが、逆に緊張を際立たせていた気がする。
オーナー加藤(黒田大輔さん)から「犯人が自首した」という報告に、一瞬安堵する8人の顔に映る淡い影。
歓迎会の影に潜む歪み
志沢(萩原護さん)の歓迎会という明るい場面で、“ハシビロコウ”というあだ名が生まれる和みの瞬間。
でもその和みにこそ、キャラクター同士の関係性や距離感の種が蒔かれているようで、妙に息が詰まるような気もした。
人がちゃんと“何かを抱えている”と感じさせる演出が、あちこちにちらばってる。
すれ違いの重みと“気づかぬ接触”
都成(役名)が、知らぬうちに強盗犯とすれ違っていたという事実。
“会ってはいけない人物”が、交差しているかもしれないという恐怖が、目に見えない張り紙のように貼られてる。
視界の端にちらつく違和感が、じわじわこちらを追いつめてくる感じ。
第2話で見せられたのは、直接の事件描写よりも“人の間に挟まる不安感”。
ふとした表情、間、しぐさ。
それらが「普通じゃない何か」を匂わせて、視線を離せなくする。
“静けさの裏側”というテーマが、この回でぐっと濃くなった気がする。
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