はじめに:刑事ドラマの新しい風を感じた
このドラマ、ただ「事件を追う」だけじゃなくて、デジタル分析×アナログ捜査の掛け合わせがすごく今っぽくて新鮮だったなと思う。
トリプル主演って聞いたときは「誰が目立つんだろう?」って思ってたけど、それぞれに見せ場もあって良かった。
「強行犯係」っていう重みある部署を舞台に据えつつ、チームの絆とかドラマ性も忘れないバランス感がよかった。
ストーリーの流れとテーマ性
SSBC(捜査支援分析センター)が、監視カメラ映像やデジタルデータを駆使して捜査を後方支援する役割が軸になってて、これまであまりフォーカスされてなかった視点が魅力だった。
ただ、強行犯として現場に踏み込む刑事たちとの絡みも入れてくるから、「技術と肉体の捜査」が交錯するドラマになってた。
最終回では、22年前の事件の真相が明かされる展開もあって、「過去と現在の繋がり」が物語に重みを持たせてた。
デジタル技術だけで解決できない部分を、旧来の捜査力や人間の勘・つながりで補うみたいな対比も効いてたと思う。
名シーン・印象に残ったセリフ
最終回タイトルにもなった「逃げ切れると思うなよ」というセリフ。
これ、ただの強い言葉じゃなくて、キャラクターの覚悟とか背景を背負った言葉として響いた。
あと、ラストでチーム全員で「きびだんごで乾杯」する場面。
捜査のシリアスな緊張感を経たあとに、こういうあたたかい終わり方を入れてくるの、ちょっとホッとするよね。
キャスト同士が“仲間感”を見せるシーンがドラマ全体の余韻を後押ししてくれた。
キャラ別ふり返り:役者たちが魅せたもの
伊垣修二(大森南朋)
かつて捜査一課にいたという過去を持ってるからこその“引き算”のある捜査と、チームへの面倒見のよさが印象的だった。
理知的で冷静な顔と、チームメンバーに見せる熱さのギャップがいい。
名波凛太郎(相葉雅紀)
新人ながらもどんどん現場に入りたがる、その熱量が伝わってきた。
ただ踏み込むだけじゃなく、チームや技術とどう折り合うかに悩む姿がリアルだった。
22年前の事件との絡みが明らかになるにつれて、いろいろ背負ってるものが見えてきて切なかった。
青柳遙(松下奈緒)
捜査一課の立場から見る視点を持ってるから、SSBCと“現場刑事側”の板挟みになる立ち位置がドラマの緊張を作ってた。
過去に伊垣と関係があったという設定も、感情の交錯を増してたと思う。
木澤理(伊藤淳史)やSSBCの他メンバー
情報分析や技術支援という“裏方”役どころだけど、彼らの仕事なくして捜査は成り立たないから、縁の下の力をちゃんと描いてたのが好き。
特に木澤の切り返しや行動が物語を動かすキーになる瞬間が何度かあって、印象残った。
気になったところ・問いかけたい点
22年前の事件の背景説明が駆け足になった部分があって、「どうしてこういう事情が起きたか」がもうちょっと丁寧だとよかったなと感じるところもあった。
キャラクター間の人間関係、特に捜査一課 vs SSBC の軋轢をもっと描いてほしいなって思う場面もあった。
それと、「デジタル捜査でかなりの情報を得られる」という前提が強めだから、“限界”を示す場面がもう少しあれば緊張感がもっと出たかも。
まとめ
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」は、技術と人間の捜査のバランスをうまく取った刑事ドラマだったと思う。
最終回で過去の事件の真相を出してくる重みと、チームの絆を見せるあたたかさとが共存してて、ごちゃごちゃせず引き締まってた。
もしあなたが“刑事モノは好きだけど型にはまった構図じゃ飽きた”と思ってるなら、このドラマはいい選択肢だと思う。
名シーンも名セリフも結構効かせてきたから、あとからまた思い返したくなるドラマになったなって思う。
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