自由行動の“自由”が少し苦しい
修学旅行2日目。
日置(藤本洸大さん)が遊園地で小さな男の子に「だっこ」って言われるシーン、ちょっと笑えて、でもなんか優しさがにじむ瞬間だった。
不器用なのに、放っておけない感じ。
そんな彼を心配して走ってきた渡会(簡秀吉さん)が、息を切らしながら「日置が無事ならなんでもいい」って言うの、心臓が一瞬止まった。
優しさの中に、明確な“想い”が見え隠れして、観てるこっちまで息が浅くなる。
たぶんあの言葉を聞いた日置も、同じ気持ちだったんじゃないかな。
ふたりの距離が“手のひら”で変わる
お化け屋敷での「怖かったら手繋いでもいいけど?」があまりにも直球すぎて、こっちの顔まで熱くなる。
しかも真顔なんだよね。冗談じゃなくて、本気で言ってる感じ。
メリーゴーランドではスマホを向けて「俺は日置がいいの」。
その言葉がまっすぐすぎて、甘くて、ちょっと切ない。
日置が「渡会は……俺の……何がいいの?」ってつい聞いちゃうのもわかる。
だって、その空気のまま黙ってたら、心の中が破裂しちゃうよ。
ベッドが4つしかない夜
5人グループなのに、部屋にベッドが4台しかない――。
この展開、まさかの“青春ドラマあるある”なのに、ここまでドキドキするとは思わなかった。
守崎(桜木雅哉さん)の何気ない提案で、日置と渡会が同じベッドで寝ることになるなんて…。
一緒に横になるあの空間に、言葉にならない緊張と優しさがぎゅっと詰まってた。
ふたりの間に漂う“まだ名前のない感情”が、静かに呼吸をしてるようだった。
心が追いつかない瞬間
この第3話は、“好き”と口に出す前の感情を丁寧に描いてて、本当に繊細だった。
渡会の言葉ひとつひとつが日置の世界を揺らして、でも壊さない。
触れたら崩れそうな関係が、少しずつ温かくなっていく。
お化け屋敷も、メリーゴーランドも、ベッドの上の沈黙も、全部が“青春の逃げ場”みたいで。
見終わったあと、心の奥で何かが静かに疼いてた。
あの夜の小さな呼吸音まで、忘れられない。
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