「新東京水上警察」第5話の感想|“波の下に隠された声”を聞いた夜に【ネタバレなし】

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アイドルの輝きとその影

今回、5人組女性アイドルグループ『Re Rise』のメンバー、北原萌歌(山本奈津美さん)が水死体で発見されたという冒頭から、光と影が背中合わせで進む物語に息を呑んだ。
“オーディション番組から誕生し間もなくデビューを迎える”という設定そのままに、誰もが憧れる“駆け出しのアイドル”の側面が描かれる一方で、その陰に潜む重さや暴力、そして“誰にも言えない過去”が確実に押し寄せていた。
夢のステージに立つはずだった萌歌が、死体として海から引き揚げられた瞬間、「この世界、輝くだけじゃ守れないんだ」と痛感した。

“守るべき者”と“暴かれる者”のせめぎ合い

刑事防犯課の碇拓真(佐藤隆太さん)や日下部峻(加藤シゲアキさん)、細野由起子(山口紗弥加さん)がそれぞれに抱える関係や背景も、今回はぐっと深まった。
特に由起子さんが萌歌の補導という過去を持つという設定が効いていて、「かつての“守る立場”が、今度は追う側になる」という逆転が胸に刺さる。
「補導したことがある」という事実だけで、被害者との距離感が一気にパーソナルになった気がして、捜査という枠だけじゃ済まされない感情がそこにあった。

「事故」か「事件」か、その境界の果てへ

最初は“水死体”としての発見だった萌歌の遺体。だけど、倉庫街の重り、酒を飲んでいたらしいメンバー、逆恨みを抱える坂上優愛(糸瀬七葉さん)…と、立て続けに“事件”を示す伏線が立ち上がっていって。「このまま“たまたま”で片づくわけがない」って、画面の中でこっそり唸ってた。
「水に沈められたのか?」「意識を失った状態で…?」なんて考えながら、波音の音だけが部屋に響いてた気がする。

“正義”を問う現場で感じたもの

捜査の進展とともに“世論”“権力”“裏側”といった語がちらつき始めて、「警察+アイドル+メディア」という三角の構図が、想像以上に絡み合っているなあと思った。
もしかしたら、“事件の構図”として最も怖いのは犯人そのものじゃなくて“誰が伝えるか”“誰が利用するか”なんじゃないかな、と。
見終わったあと、私、しばらくスマホ画面の青い光を見つめていた。「“消えていくメッセージ”てもしかして…」なんて思って、夜中に少しだけ耳を澄ましたくなった。

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