「しあわせな結婚」最終回を見終わって…“秘密と愛”の結び目がほどけた夜

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はじめに:電撃結婚から始まった“普通じゃない夫婦物語”

最初の数話は、「50歳の弁護士が突然結婚!?」っていう設定だけで心がざわついた。
でも見ていくうちに、ただのラブストーリーじゃなくて、過去の謎と家族の影がじわじわ迫ってくる展開に引き込まれた。
阿部サダヲさんと松たか子さんっていう重みある俳優同士の画力というか、存在感でドラマが底上げされてたなと思う。

物語の軸:愛する妻に隠された秘密と真実の葛藤

弁護士・原田幸太郎は、名声もあって仕事も順調な男。
だけど彼が運命の出会いと思って結婚した妻・鈴木ネルラには、15年前に関係する“元婚約者の死”という暗い影があった。
結婚後、ネルラの弟・レオや叔父・考、父・寛といった家族関係が見えてくる中で、ネルラ自身が抱える嘘や葛藤が次第に輪郭を帯びていく。
幸太郎は、弁護士として真実を追う一方、夫として妻を信じたい気持ちと板挟みにされて、揺れる。
この「真実」と「愛」の間で揺さぶられる関係性が、このドラマのテーマだと思う。

印象的なシーン・セリフ

最終回でネルラが幸太郎に抱きつくあの場面、ハサミが手にあったから、「刺しちゃうんじゃないか?」って思わずドキッとした。
でも結末はそうじゃなくて、抱き合って“信じ合う”という選択を提示してくれたのが強く印象に残った。
それと、中盤でネルラが「もう私は嘘ばかりで、生きる価値なんてない」みたいに弱さを見せた場面。
強さと秘密に守られすぎている彼女が見せる脆さが、人間らしくて切なかった。

キャラ別ふり返り:誰も“ただの脇役”じゃない

幸太郎(阿部サダヲ)
論理と正義で生きてきた人が、家庭と愛情の領域に足を踏み入れて、どう折り合いをつけるか苦闘する姿。
最後まで「妻を信じたい」「真実を知りたい」の間で揺れ続けてたところがリアルだった。

ネルラ(松たか子)
謎多き妻という立ち位置ながら、ただ“怪しい女性”じゃなく、守りたいものを抱えてる人。
過去を背負いながらも前に進みたいというシグナルが、最終回で報われたような気がした。

レオ(板垣李光人)
弟という立場で、秘密に縛られて苦しむ存在。最終的な真相で彼が持っていた重さが物語を締めくくる鍵だったと思う。

考・寛(叔父・父たち)
家族を守るという意図で嘘をつく・隠す役割を背負ってて、それが善意なのか罪なのかという境目を行き来してた。
彼らの行動がネルラとレオを巡る真実の構図を支えてた。

気になったところ・モヤリポイント

最終回ひとつ前あたりで、「一話で犯人特定?」みたいな展開で、ちょっと急ぎすぎ感を感じた。
ネルラの家族が同じマンションの階違いで住んでる設定とか、近すぎる距離感がわざとらしく感じる瞬間もあった。
でも、それが異常さを強調する演出として意味を持たせてるとも思えるし、脚本家の意図だったんじゃないかな。
あと、伏線の回収がスムーズすぎて、「あれ?これ、そういうことだったの?」と思わされることもあって、ちょっと驚きながら追ってた。

まとめ

「しあわせな結婚」は、ミステリーと愛情の交差点を丁寧に描いたドラマだったと思う。
夫婦の信頼、家族の秘密、罪と赦しの間で揺れる心が、最後には“今ある関係を大事にしたい”という答えに向かっていった気がする。
完全なハッピーエンドではないかもしれないけど、苦しみながらも選び取った結末に、なんだか胸が温かくなった。
もしあなたが“愛を信じたい”“裏に何かある恋愛・結婚モノ好き”なら、このドラマ、刺さるところあるんじゃないかな。
名シーンやセリフも多くて、あとからふと思い返したくなる作品だったよ。

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