初めての張り込み、心臓がもたない!
週刊千石の新人記者・日向子(奥山葵さん)が、専属カメラマンの州崎(永岡佑さん)と挑む初めての張り込み。
元戦隊ヒーロー(西川俊介さん)とインフルエンサー(久留栖るなさん)の熱愛スクープを狙うという、まさに週刊誌の“現場の洗礼”。
その空気に飲まれながらも、日向子の必死さが伝わってきて、なんだか応援したくなった。
「こんな仕事、自分にできるのかな?」って不安でいっぱいなのに、ちゃんと現場に立ってる。
その姿がリアルで、ちょっと泣けた。
“疑似恋人”という距離の妙
張り込みのために、カップルを装う日向子と州崎。
この設定だけでもうドキドキが止まらない。
不器用に笑おうとする日向子に対して、慣れた手つきでカメラを構える州崎。
そしてターゲットが現れた瞬間、迷いなく彼女を抱き寄せてシャッターを切る――あの一瞬の緊張感、たまらなかった。
仕事なのに、恋みたいに見える。
日向子の戸惑いと心拍数の上がり方がそのまま画面に伝わってきて、こっちまで息を止めて見入ってしまった。
一人の夜、カメラ越しに見えた真実
州崎が現場を離れ、ひとり張り込みを続ける日向子。
あの静けさの中で、彼女が少しずつ“記者としての目”を持ち始めるのが分かる。
ターゲットと偶然の接触を果たすシーンでは、日向子の中に芽生えた“職業としての責任感”と“人としての良心”がせめぎ合ってた。
撮るか、見逃すか。
その瞬間の迷いが、彼女の成長の証みたいに感じられて胸が熱くなった。
“スクープ”とは何かを問う回
第3話は、単なる恋愛スクープではなく、「報道って何?」を日向子自身に突きつける回だった。
州崎の冷静なプロ意識と、日向子の揺れる感情。
その対比がすごく人間的で、記者ドラマとしての深みが増した気がする。
カメラを通して見えるのは“他人の秘密”だけじゃなく、“自分の弱さ”でもある――そんな余韻が残る回だった。


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