「パパと親父のウチご飯」第2話の感想|家族の距離がじんわり近づく時間【ネタバレなし】

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最初から温かい空気がふんわり流れてて、見るだけで心がほっとする感じだった。
「変な家じゃない、楽しい家だと見せたい」っていう千石哲(松島聡さん)の気持ちに、すごく切実さを感じた。
料理を通して“家族らしさ”を少しずつ紡いでいくという演出が、とても丁寧で好き。

料理と子どもたちがつなぐ心

子どもたちと一緒にミニピザを作る場面、見てるだけでにっこりしてしまう。
でもただ微笑ましいだけじゃなくて、「パパ」「お父さん」と呼ばれないことに気づく千石の戸惑いがグッと胸にきた。
料理を媒介にして、距離や言葉の壁がゆるやかに溶けていくような感覚がすごくよかった。

“場”をつくるという勇気

清一郎が健くんを誘うあのシーンが、じんわりあたたかくて印象的だった。
子どもの純粋な優しさに、胸がほわっと温まる。
その一方で、健くんを迎えに来た母親が現れて場の空気が変わるあの緊張感……すごく鋭い。
“家族”と“他者”が一瞬で交わる瞬間の揺らぎが、物語をリアルに感じさせる。

じわりと伝わる“家族になる選択”

この回を通して感じたのは、家族って“血がつながってる”だけじゃないんだな、ってこと。
選び取ること、受け入れること、そして日々重ねること。
千石や晴海、愛梨たちが過去と現在を抱えながらも、それをひとつずつ受け止めていくプロセスが、すごく丁寧に描かれてると思う。
ラスト近くのあのシーン、「家族ってなんだろう?」って自分自身にも問いかけられた。

この2話、ほんとうに心がじんわり温まる時間が流れてて、でも時々胸の奥がキュッとなる瞬間もあって、見終えたあと余韻が残るな。

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