はじめに:恋愛がない世界って、逆に怖いと思った
このドラマ、設定からして衝撃的だった。
“恋愛”が普通ではない世界、特定の人を好きになることを「レンアイ」と呼ぶ世界観。
乙葉(島崎遥香)がレンアイを自覚し、葛藤していく姿は、恋愛モノというよりも哲学的な問いを含んでた気がする。
物語の骨格とテーマ: “レンアイ”と“普通” の境界線
この世界では、恋愛感情を持たないのが普通で、誰とでも自由に身体を重ねることが許されている。
だから乙葉が「この人を好きだ」と感じることは、社会の規範に反する異端に近い行為だ。
乙葉とハレ(ISSEI)はどちらもレンアイを抱えてるけど、生き方が違ってて、葛藤しながら互いに影響を与え合っていく。
太一(中山優馬)がレンアイでない側の存在として関わってくることが、乙葉の心をさらに揺さぶった。
ラストでは、誰かを好きであることの意味、選ばない自由と選ぶ責任、そのあたりが重く胸に残る選択肢になってた。
最終回:選択と余白のある結末
最終話、乙葉の告白シーンが胸に刺さった。
ハレとの関係性、太一との距離感、紘香やナギとの関係…すべてが混ざってる中で、乙葉が最後に選ぶ“道”にグッと来た。
ラストカットは、すべてが明確に決まらない、でも前へ進もうとする余地を残す終わり方で、見終わったあとも「あの後どうなるのかな…」って思考が続いた。
キャラ別ふり返り:渦中の人たちの痛みと希望
乙葉(島崎遥香)
レンアイを感じてしまったことで、自分が“普通でない”という重さを抱える人。
だけどその重さを抱えながらも、最後まで前へ進もうとする強さを見せてくれた。
その表情、言葉、揺れが本当に生々しくて、最終回での涙や決意が心に残った。
ハレ(ISSEI)
乙葉と同じ立場を持ちながら、感情を隠して生きてきた男。
乙葉との関係の中で、自分をさらけ出すタイミングと葛藤が見えて、一人の人間として共感できる。
紘香(福田沙紀)
レンアイではないけれど、レンアイを生きる人たちのために寄り添う存在。
その立ち位置が物語を温かく支えてくれてたと思う。
ナギ(渋谷謙人)
乙葉を見守る視点として、時に忠告を与える役割。
傷つく乙葉を気遣う優しさが、物語に厚みを出してた。
太一(中山優馬/予想キャスト)
レンアイでない存在であるからこそ、乙葉の想いに応えられないという脆さや切なさが映える。
“選ばれない苦しさ”という視点を物語に与えてた。
気になったところ・問いを残した点
レンアイと普通の人の間のルールや境界が、少し説明が足りないと感じるところもあった。
乙葉の最初のレンアイ自覚の過程や葛藤がもう少し丁寧だと、感情移入がさらに深まったかも。
また、太一の心境や彼がレンアイでない理由など、掘り下げてほしかった背景もあった。
でも、敢えて余白を残した脚本のおかげで、“自分ならどうするか?”を考えさせてくれる作品になってたと思う。
まとめ
「もしも世界に『レンアイ』がなかったら」は、恋愛を“異端”に置く世界を通して、愛すること、選ぶことの重みを問いかけるドラマだった。
乙葉を始めとするキャラクターたちの揺れ、言葉にできない痛み、選択の連続。
最終回を見て、答えが完全には出ないけれど、その揺らぎこそがこの物語の強さだと思った。
もしあなたが“恋愛って何だろう”“自由と責任の関係”というテーマに惹かれるなら、このドラマ、刺さると思う。
名シーン名言も多くて、見終わったあとにふとまた思い出したくなる作品になったよ。
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