世莉(川津明日香さん)と真尋(樋口幸平さん)が、「恋フレ」というルールの中で距離を守りながら惹かれていく様子が、やっぱり切ない。
けれど、運命というものがすぐ横から鋭くつついてきて、物語の空気が一気に冷たくなった。
過去との再会と崩れるバランス
真尋が世莉に仕事相手として紹介した四島佳苗(橋本マナミさん)。
これってまさか…と思ったら、やっぱり過去を壊した相手だった。
その再会に世莉がパニックを起こして倒れてしまう場面が心臓を直撃した。
真尋は言葉もかけられず立ち尽くすしかなくて、その無力さも痛みになる。
“寄り添えない”もどかしさ
佐々岡(阿部顕嵐さん)やあゆる(椛島光さん)はすぐ手を差し伸べられる。
でも、“恋フレ”関係の真尋にはできないことがあって。
その“できない”という壁が、ふたりの距離をもどかしいものにしてる。
告白と秘密、交錯する心
世莉が勇気を振り絞って過去を真尋に打ち明けたあの場面の切なさ。
その告白を受け止めようとする真尋もまた、「愛し方がわからない」という秘密を抱えていて。
受け止める側も背負うものがあるっていう構図に、思わず胸が痛んだ。
第3話は、心の隙間が見える夜だった。
付き合っていないから守れるものと、守りきれないものとが見えて、透明なガラスにひびが入るような切なさを感じた。
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