完璧すぎる供述の裏にあるもの
山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太さん)の死。
その裏に見え隠れする“殺意”の可能性に、最初から息をのんだ。
重要参考人となる布施正義(戸次重幸さん)は、まさに“神対応”と呼ばれるほど誠実で冷静。
でも、あの完璧すぎる受け答え、あれは人間味というより“出来すぎた真実”に聞こえてしまった。
真壁有希子(天海祐希さん)の視線が一瞬だけ鋭く光ったとき、「あ、ここから何かが動く」と直感した。
まるで取調室の空気が変わったような、あの静かな緊迫感がたまらなかった。
揺さぶりの言葉が突き刺さる
「辻褄が合いすぎる」という有希子の直感。
その一言がすごく好きだった。
誘導尋問を提案したときの彼女の目、あれは信念と疑いが同居する複雑なまなざしだった。
梶山勝利(田中哲司さん)が反対するのも分かるけど、有希子の“勘”は決して軽視できないんだよね。
どんなに穏やかに見える相手でも、心の奥の奥にある“何か”を見抜いてしまう感じ。
彼女の沈黙には、尋問以上の説得力がある。
震える“証言”が意味するもの
樋口結花(清水くるみさん)が意識を取り戻した瞬間、ただの遭難事故じゃないと誰もが気づく。
あの震え、そして言葉にできない恐怖の表情。
映像よりもずっとリアルな“真実”が、彼女の沈黙の中にあった気がする。
山で起きた出来事は、単なる不幸でも偶然でもなく、人の心が作り出した“連鎖”のようなもの。
そこに有希子たちがどう切り込むのか、ただの事件解決とは違う重みを感じた。
取調室という戦場
キントリの取調べって、やっぱり心理戦の極みだと思う。
有希子の一言で、布施の表情がほんの少し揺れた瞬間。
あの“目の動き”ひとつで、人の心が崩れていくのが分かってしまう。
静寂が音よりも鋭く感じられる空間。
第3話はまさにその緊張感の連続で、最後の一瞬まで息が詰まるほどだった。


コメント