「君としたキスはいつまでも」第4話の感想|“時間が止まるキス”を見た夜に【ネタバレなし】

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15年前の出会いがすべてを変えた

廃校前の小学校での防犯訓練。
警察官・北村智行(猪塚健太さん)と保健室の先生・晴美(藤谷理子さん)の出会いが、こんなにも静かで、こんなにも鮮やかに始まるなんて思わなかった。
「子どもたちを守る」という同じ想いを持つ二人の間に流れる空気がやさしくて、でもそのやさしさの中にもう“別れの予感”が潜んでいるようで、見ていて胸がきゅっとした。

過去と現在が重なるホテルで

時が流れて、プレオープンの日にホテルを訪れる智行。
どの場所を歩いても、晴美さんとの記憶が甦るような映像の重なり方がとても繊細だった。
「そこにいない誰か」を感じながら歩く彼の姿が、まるで時間の中に取り残されたようで、切なさが押し寄せる。
過去を振り返るたび、15年前のあの笑顔や声が今も彼の中で生きていることが、静かに伝わってきた。

“思い出の保健室”で交わる記憶

そこに現れたのが、美弥(清田みくりさん)。
かつて小学生だった彼女が、あの頃の“保健室の思い出”を語るシーンがあたたかかった。
晴美先生がどんなふうに生徒たちを包み込んでいたのか、その語りのひとつひとつが、まるで優しい時間の記録みたいで。
でも、その優しさを聞けば聞くほど、智行の中にある“失われた温もり”がより鮮明になっていく。
それでも彼は、悲しみではなく“ありがとう”のような眼差しを向けていた気がした。

最期のキスが意味するもの

ラストで智行が思い出す、晴美との“最期のキス”。
言葉にできないほど静かで、時間が止まったようなその記憶。
それはきっと、ただの愛情じゃなく、“生きる理由”そのものだったんだと思う。
“いつまでも”という言葉がこのタイトルに込められている理由が、ふっと理解できた気がした。
見終わったあと、しばらく何も言えずに、ただ心の中でその光景を反芻していた。

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