「君がトクベツ」第5話の感想|“恋愛ゼロ同盟”が描く可笑しさと切なさの狭間【ネタバレなし】

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思わずクスッと笑って、でも胸の奥にじんわり残るものがある回だった。
さほ子(畑芽育さん)が掲げた「皇太(大橋和也さん)とのキス目標」に向けて奮闘する姿、応援したくなる!
だけど、アドバイスをくれるえみか(矢吹奈子さん)自身も恋愛経験ゼロ、しかも少女漫画頼みっていう設定が、見てて可愛くて心苦しくて。

デートでの“上目遣い”作戦が思いもよらず「般若の鬼」に勘違いされちゃうなんて、笑うところなんだけど、さほ子の必死さが伝わってきて胸を掴まれる。
恋愛初心者ふたりの“同盟”という関係性が微妙で、でも支え合ってる感じが、すごくいいバランスで描かれてる。

皇太の飾らない優しさがちらりと出る場面で、「あ、この人は誠実な部分もあるんだな」と感じて、その優しさにさほ子が揺れるのも自然。
でも同時に、一生(NAOYAさん)の表情がモニター越しに映るシーンが、後半の空気を一気に引き締めた。
さっきまでの笑顔の裏に、何かざわつきが潜んでるような違和感があって、次の展開が気になる……けど、言っちゃダメなんだよね。

この5話では、恋愛の“初めての痛み”と“すれ違い”が両方顔を出してて、軽さだけじゃないドラマの厚みを感じた。
初心さゆえの失敗が笑えて、でもその失敗から立ち上がろうとする姿にぐっときた。
可笑しさと切なさ、その交差部分がこの作品の魅力だなと思う回だった。

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