なんだか胸がぎゅっとなるような、静かで確かな揺れを感じた回だった。
鮎美(夏帆さん)が自分自身を取り戻そうとする葛藤、そのきっかけのひとつひとつが丁寧に描かれてて、じんわり響く。
見えない“私”を探す旅
髪色を変えただけで勝男(竹内涼真さん)に気づいてもらえないっていうシーン、切なさと悔しさが入り交じってて、見ていて胸が痛くなった。
“何が好きか”より“どうしたら好かれるか”を優先してきたことに気づく鮎美の自己観察。
それが、いままで見えてなかった自分を少しずつ照らしていく描写になってたところが、とても好きだった。
揺れ動く感情と選択のカタチ
勝男は相変わらず鮎美を引きずりながら、でも変わろうとする姿勢をちらりと見せて。
後輩・南川(杏花さん)とのやりとりで価値観のズレが露わになる場面も、リアルで苦しくて。
でもそこからマッチングアプリに興味を示し始めるあたり、彼の中で何かが崩れ、また別の方向へ動き出したなと思う瞬間。
静かな場面に宿る強さ
酒屋さんの店員・ミナト(青木柚さん)との出会いの場面にも、ひそかな光を感じた。
物語の核は恋愛だけど、それ以上に“人としてどうありたいか”というテーマが滲んでいて、感動する。
第2話で立てられた選択肢の数々が、先を見たくなる布石になってる。
第2話だけでも、変化することの痛みと優しさを感じさせる一篇になってて、余韻がずっと尾を引く。
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