見ちゃいけない瞬間を見てしまった夜
鮎美(夏帆さん)とミナト(青木柚さん)が抱き合っているところを目撃して、勝男(竹内涼真さん)の顔が一瞬で曇る。
あの場面、言葉なんていらなかった。
沈黙と視線のぶつかり合いだけで、感情が全部伝わってくる。
恋って、あんなふうに一瞬で壊れることがあるんだなって、胸がきゅっとした。
しかもそのあと、白崎(前原瑞樹さん)たちにマッチングアプリを無理やり登録させられる展開が、ちょっと笑えるのに切ないの。
「強がってるけど本当は…」っていう勝男くんの不器用さが、全部滲んでた。
“理想”と“現実”が交差するおでんの夜
待ち合わせに現れた椿(中条あやみさん)が、想像と正反対のタイプっていうギャップが最高だった。
勝男が求めてた“おしとやかで静かな女性像”を軽々と壊してくる感じ。
彼女のテンションの高さと、リードされる勝男の戸惑いが可愛くて、ちょっと笑っちゃう。
それでも「おでんを作って待ってる」っていう勝男の真面目さが、彼らしいなと思った。
あのキッチンのシーン、笑いと寂しさが混じってて妙にリアル。
“食べること”がこのドラマではいつも心の中を映してる気がする。
鮎美のときめきと、胸の奥の違和感
一方で、ミナトとのデートに向かう鮎美ちゃん。
彼の天真爛漫さにときめいてるのに、どこか落ち着かない。
甘いスイーツ、かわいい小物、全部が“理想の恋愛”っぽく並んでるのに、彼女の笑顔の奥には小さな影があった。
「なんか違う」って気づく瞬間がすごく丁寧に描かれてて、こっちまで息を止めて見てた。
あの違和感、きっと誰もが一度は感じたことがあるんじゃないかな。
恋の温度差が滲む余韻
第3話のテーマは、“ぬくもりの温度差”みたいな感じだった。
おでんを作る手の温かさと、デート中に漂う冷たい風。
それが交互に映って、どちらも「愛されたい」という気持ちから生まれてるのが切なかった。
椿ちゃんの自由さも、鮎美ちゃんの不安も、勝男くんの焦りも全部リアルで、どこか笑って泣ける。
あのラストの表情、きっと誰もが自分を重ねたはず。
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