平然としてるくせに、ちゃんと刺してくる人
ミナト(青木柚さん)が元カノ・関田(芋生悠さん)と再会するところから始まる第5話。
もうね、鮎美(夏帆さん)の気持ちが痛いほどわかって、見てて何度も心がぎゅっとなった。
“浮気”とか“裏切り”って言葉じゃ片づけられない、あの絶妙な違和感。
悪気ゼロのミナトが関田を家に連れてきちゃうあのシーン、空気が一瞬で変わったのがわかった。
笑ってるのに、どこかに“さみしさ”が混ざってるような、あの表情が忘れられない。
“思いやり”って、優しさだけじゃない
料理を作って待ってるのに、お惣菜を手に帰ってくるミナト。
その瞬間の鮎美の小さな沈黙が、すべてを物語ってた。
期待してたのに裏切られる、でも怒るほどの悪意もない。
そういう“地味に刺さる瞬間”って、恋人同士なら誰にでもあると思う。
たぶんミナトは、ただ“自然体”なだけなんだけど、それが一番難しいやつ。
だからこそ、鮎美の悶々とした顔がリアルで、まるで鏡を見てるみたいだった。
兄弟の影が照らす、もう一つの想い
一方で、勝男(竹内涼真さん)と兄・鷹広(塚本高史さん)の再会。
このふたりの空気がすごく良かった。
兄弟って、近いようで遠い。
特に、子どもの頃から「優秀」って言われ続けた人の苦しさを、勝男が知るシーンにはグッときた。
兄を支えたいという思いが“ある行動”につながっていくんだけど、それがまた予想外で。
優しさって不器用だなあ、ってつくづく思った。
すれ違いの先にある“それでも”
鮎美、ミナト、勝男、そして鷹広。
みんな少しずつすれ違ってるのに、どこかで繋がってる感じがした。
たぶんこのドラマのすごいところは、“大事件”じゃなくて“日常のズレ”をちゃんとドラマにしてくれるところ。
それも、見てる人の中の“痛い場所”をやさしく突いてくる。
「わかってほしい」って言葉の前に、どれだけの沈黙があるんだろう。
そんなことを考えながら、エンディングの音がやけに静かに聞こえた。
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