「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第4話の感想|“目に映るものだけじゃ終わらせない”夜に【ネタバレなし】

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違和感の芽が静かに膨らむ

鮎美(夏帆さん)から「すごく好きな彼氏ができた」って聞いた直後、勝男(竹内涼真さん)がバーでミナト(青木柚さん)を目撃するシーン。
「女たらし」なんて言葉が何気なく飛び交ってたあの場面が、どこか軽くて、でも確実に重みを持っていた。
勝男くんが元カノたちに聞き込みをする流れも、探偵ドラマっぽくてちょっとワクワクしちゃった。
だけどその中に、「あ、これはただの尾行じゃ終わらないかも…」っていうひりひりする予感があって、ページをめくるように画面に引き込まれた。

順風満帆?それとも罠の入口?

鮎美ちゃんがミナトくんとの関係を順調に深めて、ついには同棲スタート。
ミナトくんのために料理を作って待つあの日常のワンシーンが、なんだかほんのり切なさを帯びていた。
でも、違和感が少しずつ顕になっていくあの“なんかおかしい”空気…胸の奥をざわつかせるんだよね。
そして、勝男くんに向けられた「元カレは無関係」という南川さん(杏花さん)の言葉が、ぐさっと刺さる。
「関係ない」って言われた瞬間から、勝男くんの動きが止まる。見てるこちらも、次の一歩が出せない痛みを共有してしまった。

隠された顔が、光を浴びずに揺れてる

当たり前の同棲シーンに、一瞬だけ映り込んだミナトくんの“ある場面”。
それが、鮎美ちゃんの目線越しに描かれたとき、スクリーンを通して「見つけちゃった」という感情が伝わってきた。
“大量消費型恋愛体質”ってひと言が遊びの軽さを示すなら、でもあの影はとても深かった。
「好きだから大丈夫」って思ってる瞬間に、ひそむ影が視界に入ると急に日常が揺れるって、演出が上手いなあって唸った。

この回を見たあと、夜が長くなる理由

第4話を見終わった直後、勝手に自分もキャラクターのひとりになったような感覚が残った。
「見てしまった」「気づいてしまった」っていう感覚が、画面の向こうから静かに戻ってくるんだよね。
でもまだ答えは出てない。むしろ問いの数が増えてる。
それが怖くもあり、だからこそこのドラマを見続けたくなる力になってる。
もうこの回だけで、「あの人は大丈夫かな」「どうしようかな」って、次の瞬間に目が離せなくなっちゃった。

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