「ひと夏の共犯者」第2話の感想|揺れる境界、その先に見える影【ネタバレなし】

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第2話を観てから、視界の端にずっと“隙間”があるような気がして。
巧巳(橋本将生さん)の心の揺らぎに、胸が締めつけられるようだった。

裏と表、そのはざまにある秘密

澪(恒松祐里さん)の中にいる眞希というもう一つの人格。
あの瞬間、“あれは人格なのか、それとも…?”という疑念の霧が立ち上り、私まで迷いの中に引きずり込まれた。
眞希から語られる澪の秘密は、澪そのものを覆してしまうような力を持ってる。

海斗の死と消えた存在

海斗の死亡事件、それに続く澪の失踪。
塔堂(萩原聖人さん)たちが動き始める緊迫感が、画面を震わせるようで。
残されたメンバーたちの動揺、疑心、葛藤。誰が味方か、誰が敵か、どこまでが真実か、線が曖昧で怖くなる。

揺れる同居と消えた影

2つの人格が混ざり合うような日常の中で、巧巳が感じる重みと罪悪感。
“共犯”という言葉の意味が、第2話で一層濃くなった。
そして、澪の突然の消失。見えない糸がふと切れたような、予兆のような余韻が残った。

この1話2話で、単なる“アイドルものミステリ”とは呼べない深さを見せられた。
あの“消えた澪”が、この先すべてを変える鍵になる予感。
どこまで真っ暗な海に落ちていくんだろう、という怖さがずっと胸に残る。

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