はじめに:犬がきっかけで始まる恋っていいなと思った
ねぇ、このドラマ、犬たちの出会いから物語が動き出すっていうのがすごく可愛くて、つい期待して見ちゃったんだ。
恋とか愛とか、重くならないようにやわらかく描かれてる感じが好きで。
清原果耶ちゃん、成田凌くん、ナ・イヌくんっていう顔ぶれも、「いいなあ」って思いながら見てた。
ストーリーの流れと三角関係の揺らぎ
花村愛子(清原果耶)は、恋愛に懐疑的な弁護士。仕事はできるけど、人との距離感をうまく持てないタイプ。
白崎快(成田凌)は動物が好きで、動物病院を切り盛りしてて、人間関係はあまり得意じゃない。
で、ある日、愛子の飼う犬サクラと、快の飼う犬・将軍が出会って、犬同士が惹かれ合うところから、愛子と快の関係も動き始める。
そこに韓国から来た御曹司・ウ・ソハ(ナ・イヌ)が現れて、三角関係のきっかけを作る役割に。
物語が進むごとに、快とソハ、愛子の間で揺れる心、誤解、すれ違い、過去の記憶の断片…そういうものが絡んで、予想以上にドラマ性があった。
三角関係がただの“誰とくっつくか”じゃなくて、それぞれの立場とか痛みを含んだ関係性として描かれてたのがよかったな。
名シーン・印象に残った言葉
最終回近くで、愛子が“初恋”って言葉を口にするシーン。
恋を信じないって言ってた彼女が、あの日出会った犬たちをきっかけに、自分の感情を真面目に見つめる瞬間がグッときた。
あと、快の言葉。「あなたがそばにいるから落ち着いている」っていう台詞、犬や人との関係を大事に思ってる気持ちがストレートに伝わってきて響いた。
将軍とサクラの関係を“犬の恋”として描く中で、人間の恋愛を映す鏡にしてる演出も好きだった。
それから、物語の後半でのソハの告白シーンとか、姉・ソヨンが来日して波乱を起こす場面も、“一歩踏み込む勇気”とか“愛の裏側にある孤独”を匂わせててドキドキした。
キャラ別ふり返り:光と闇を抱えた人たち
愛子(清原果耶)
クールで強く見えるけど、心の奥に「愛とは何か」「信じること」を探してる人。
最終話に近づくにつれて、その壁を少しずつ壊していく瞬間が見えて、感情移入しちゃった。
快(成田凌)
動物を救おうとする優しさと、自分の中の葛藤を抱えてる。
“人にはなかなか心を開かないけど、守りたいものに対しては真剣”っていう立ち位置にすごく惹かれた。
ソハ(ナ・イヌ)
韓国という国境を越えて来た存在だから、見えない背景を感じさせるキャラクターだった。
明るさと影、どちらも持ってるから、ただのライバルじゃない存在感があった。
功介(萩原利久)
サブキャラ枠だけど、彼もまた物語に緊張感を入れる存在。三角関係だけじゃなく、快や過去に関わる要因として動くから、侮れなかった。
気になったところ・問いかけたい点
中盤以降、三角関係の揺れ動きが激しくなって、少し展開のスピード感が早いと感じるところもあった。
ソハや愛子の過去とか背景をもっと深く掘ってほしかったなっていう欲も出た。
でも、それが全部描かれなかったことで余地が残るという見方もできる。
あと、犬同士の恋を人間の恋愛にたとえる演出がときどき説明くさくなる瞬間もあったけど、全体としてのバランスは良かったと思う。
まとめ
「初恋DOGs」は、犬たちの自然な恋から始まる物語だけど、その裏には人間の孤独や愛情の痛みがあって、甘くだけじゃなく切なくもあって。
キャラクターたちの気持ちの揺れとか、思いを伝えるタイミングとか、そういう繊細な部分を丁寧に描いてたのが印象に残る。
もしあなたが“癒しも欲しい”“恋の揺らぎを見たい”って思うタイプなら、このドラマ、絶対おすすめ。
名セリフや名演技もたくさんあって、あとからじんわり余韻を味わいたくなる作品になると思う。
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