「ESCAPE それは誘拐のはずだった」第5話の感想|“最後の別れ”がこんなにも切ないなんて【ネタバレなし】

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逃亡の中で見えた“最後の儀式”

八神結以(桜田ひよりさん)と林田大介(佐野勇斗さん)が、逃げ込んだマンションで迎えた朝。
そこに、父・八神慶志(北村一輝さん)が開いた会見のニュースが流れた瞬間、これまでの“逃げる”という動きが一気に緊迫へと変わった。
「娘を返してください。4時、あの場所で待ってます」という言葉が突き刺さる。
“取引”という名の選択肢と、“まだ逃げたい”という感情、その間で揺れる結以の表情がずっと胸に残ってる。

恩師の死から巻き起こる宿命の動き

大介が知った恩師・斎藤丈治(飯田基祐さん)の死。
その知らせを受けて「どうして今になって…」という疑問が形を成した瞬間、自分たちの立っている場所が“逃げ場”ではなく“仕掛けられた盤上”だと気づいたあの場面。
結以の言葉で始まった「最期のお別れ作戦」。妥協ではなく覚悟に見えた。
そして、30秒という制限時間を背負いながら、ガン(志田未来さん)が抱えた選択の重みも、こみ上げてくるものがあった。

仲間の崩壊、そして守るという覚悟

逃亡を支えてきた仲間のひとりが、ついに“捕まる”という事態。
その瞬間、「逃げ続けること」がいかに脆く、そして危ういかを改めて思い知らされた。
結以と大介の間にあった“協力関係”が、流れの中でひどく剥がれ落ちていくように感じたのも、この回ならでは。
「私を殺そうとしたよね?」という結以の問いが、震える声で放たれたラスト。その響きが、夜の静寂に消えなかった。

逃げることは選択じゃない。動くことだ。

“自由を求めて逃げる”という言葉だけでは語れない、第5話だった。
父親が見せた記者会見、“恩師”という名の背負い、姿なき敵の存在。
結以が選んだのは「待つ」ではなく「会う」、そして「問いかける」こと。
見終わったあと、私はしばらく声が出なかった。
逃げるということは“責任”を背負うということかもしれない。
この逃亡劇の中で、誰が本当に“罪を問われる側”なのか、わからなくなった。

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