「ESCAPE それは誘拐のはずだった」第2話の感想|境界線が壊れた逃避行の夜

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「ハチ」と「リンダ」が揺れる瞬間

結以(桜田ひよりさん)が誘拐された関係から始まった逃避行が、思わぬ方向へぶっ飛ぶ第2話。
リンダ(佐野勇斗さん)と呼び合うふたりの距離感が、緊張と戸惑いの間で揺れてるのをひしひしと感じた。
「長い足が邪魔だぜ」というセリフも、ただのセリフには収まらず、キャラの奥行きを見せる一瞬になってた。

裏切りと信頼、そのふたつの刃

元家政婦・晶(原沙知絵さん)の立ち位置が揺らぎ始めたあの場面は、ドキっとした。
“親子”“恩義”“信頼”という言葉が風に舞って、どれが本物か見定められない。
リンダと結以の“共犯者”関係に影が射しかかるような予感もあって、「味方か敵か」の線引きが曖昧になってきた。

過去の因縁が逃亡劇を濃くする

父・慶志(北村一輝さん)が持ち出した年賀状と、27年前に横たわる“八神製薬の闇”。
その切り口が、ただの誘拐サスペンスではなくて、過去の傷と復讐の物語へと、このドラマを昇華させてる。
第2話の逃走の中で、「過去が必ず今とつながる」という匂いが、あちこちに残ってた。

人質と犯人、その交錯する立場

ある出来事を境に、ハチが“誘拐犯兼任”のような立ち位置に変化してしまったこと。
もともと立っていた立場の線が崩れる瞬間、胸をぐっと締めつけられた。
そして、ネグレクト疑惑を含む子どもの心に触れた描写。
真っ白な“感情”を目撃してしまったあのシーンがずっと残る。

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