はじめに:小エビの私が“鯛”を探す物語っていい響き
このドラマ、タイトルからしてもう心をくすぐる感じがあって。
“海老”役の唯子(田辺桃子)が、普通の女の子として仕事とか恋とかで揺れながら、“自分にとっての鯛”を見つけようとする姿にすぐ引き込まれた。
軽やかだけど、等身大な葛藤やちょっと切ない思いがちらっと見える感じが好きだったな。
ストーリーの軸と恋の4角関係の揺らぎ
唯子は衣料品メーカーで働く25歳。
仕事も恋も流されがちで、自分に自信が持てない女の子。
ある夜、泥酔して憧れの上司・鯛島(桜田通)と関係を持ってしまったことから、物語が動き出す。
そこに幼なじみの拓未(草川拓弥)、近所のアクアリウムショップ店主・水沼(中川大輔)、そして日本に来た韓国人俳優志望・ジョンス(EJ)も絡んできて、四人の心が交錯するようになる。
“憧れ”“安心感”“新しさ”“わかり合いたさ”がそれぞれのキャラで違ってて、それが三角関係以上の深みを出してた。
名シーン・心に残った言葉
最終回で、唯子が「私にも鯛を釣る権利がある」って思った瞬間。
これまで自分を後回しにしてきた彼女が、自分の気持ちと向き合うシーンがグッと来た。
あと、ジョンスが「君に特別な存在でありたい」って言う言葉。
王子様みたいだけど、芯があって、ただ甘いだけじゃない重さが感じられた。
さらに、拓未との幼なじみ感のセリフとか、「あの頃から変わらないもの」を匂わせる場面もぐっときた。
キャラ別ふり返り:恋と成長を支えた人たち
唯子(海老子/えび原唯子)
最初は自信がなくて流されることが多いけど、最終回にかけて“自分を選ぶ”強さを見せる成長が好き。
感情の揺れを丁寧に見せてて、泣きそうな表情とか戸惑いとか、見応えあった。
鯛島亮介
仕事もできてスマートな存在だけど、完璧すぎない面も見せてて、それがいい。
唯子をどう見るか、どう近づくか悩む姿が人間味あった。
小野・水沼脩
クセのあるキャラだけど、唯子の隣にいる存在感がいいアクセントになってた。
特に日常の言葉やささやかな優しさで魅せる瞬間が印象に残った。
拓未
幼なじみというポジションだから“守る存在”感や安心感があって、でも自分の感情をどう出すか苦しむところもある。
その葛藤がリアルで、“ただのライバル”に終わらなかった。
ジョンス
“異国から来た人”っていう立ち位置を生かして、唯子への扱い方や距離感の描写が魅力的だった。
派手さじゃなくて、静かな誠実さを見せるキャラだったと思う。
気になったところ・もっと見たかった背景
唯子の過去とか、なぜ自己肯定感が低いのか、そのあたりをもう少し描いてほしかった。
拓未や水沼、ジョンスそれぞれの過去エピソードが少し薄い回もあって、もう少し芯が見えるともっと刺さったと思う。
展開が淡く流れる回もあって、「もう少しテンポを上げてほしい」って思うときもあったけど、それがこのドラマの持つ“余白”でもあったかなとも思う。
まとめ
「海老だって鯛が釣りたい」は、普通の女の子の恋と成長を、4人の関係性で軽やかに、でも切なく描いたドラマだったと思う。
唯子が“鯛”を探す旅のように、自分を大切にすることを選んでいく姿が胸に残る。
もしあなたが“恋愛モノ好き”“心の揺れ動きが見たい”ってタイプなら、このドラマすごくおすすめ。
名シーンも名セリフもたくさんあって、最終回を見終わったあともじんわり余韻を感じる作品になったなって思う。
楽天市場、24時間限定タイムセール | 毎朝10時更新!日替わりで毎日お得!
Amazonタイムセール人気の商品が日替わりで登場。毎日お得なタイムセール
コメント