「DOCTOR PRICE」最終回を見終えて…“医師を売る”先に見えた覚悟と痛み

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はじめに:医療界のタブーをえぐる“転職エージェント×医療サスペンス”

このドラマ、最初は「医者を転職させる…だと?」っていう斬新な設定にびっくりした。
でも見進めるうちに、医療過誤、権力の綻び、家族の因縁…そういう裏側を抉る構造がしっかりあって、“ただのブラック企業もの”じゃなかった。
岩田剛典、蒔田彩珠、ユースケ・サンタマリア、北山宏光っていうキャスト陣が、それぞれの立場で光ってたと思う。

物語の軸:父の死の真相と“医者を売る”覚悟

主人公・鳴木金成(岩田剛典)は、かつて小児科医だったけど、父親の医療過誤による自殺の真相を追うために医者を“売買”する転職エージェントを始める。
“Dr. コネクション”という会社で、医師の能力や条件を値段に換えて、病院に紹介していく。
でも、この仕事は「人をモノ扱いする」と紙一重で重みを問われる壁が常に立ちはだかる。
そして父・将成の死、その周辺に隠された病院幹部・権力者の思惑が見えてくるにつれて、単なる“仕事”を超えた戦いになっていく。

最終回:復讐、決断、そして未来への問い

最終話では、鳴木が父の死に関わる黒幕・網野(ユースケ・サンタマリア)と対峙する場面が強く印象に残った。
網野の悪事が暴かれ、父の真相が明らかになっていくなかで、鳴木は「転職屋」であり続ける道を選ぶ。
最期の台詞、「私なら可能だ」が重く響いた。あの言葉の裏には、痛みも覚悟も全部詰まってる気がした。
ラスト、夜長(蒔田彩珠)との関係、依岡(北山宏光)との友情、そして医療業界という舞台に戻らない選択…いろんな余白を残す終わり方で、見終わったあとも考えさせられる。

キャラ別ふり返り:信念も弱さも抱える人たち

鳴木金成(岩田剛典)
冷静で理知的な顔を見せつつ、内には復讐と正義を燃やしてる人。
“父の死”を引きずりながら、それでも前へ進み続ける強さにぐっときた。

夜長亜季(蒔田彩珠)
鳴木のバディとして、彼を支えながら自分の価値観も持ってる人。
毒舌だけど人情味も見せるバランスが魅力的だった。

網野景仁(ユースケ・サンタマリア)
“黒幕”らしい影と、医療界の権力者としての冷静さを持つ。
最後まで“悪”と一言では言えない魅力と存在感があった。

依岡健(北山宏光)
最初は友として、あるいは裏切り者として揺れ動く。
裏切る理由が明かされた後の苦悩と葛藤が切なくて胸に残る存在だった。

気になった点・惜しいなと思ったところ

描きたいテーマが多すぎて、ときどき「これはちょっと説明が足りない…?」って思う瞬間があった。
特に医療制度の部分とか、転職エージェントの内側の仕組み、倫理と商業の線引きは、もっと丁寧に描いてほしかった。
あと、サブキャラの背景や感情の動きはやや薄めだったなと思う場面も。
でも、それを全部語らない余白を残しておく構成が、このドラマの余韻を強めてるなとも感じた。

まとめ

「DOCTOR PRICE」は、医療ドラマの枠を超えた“人間の値段と選択”を問いかける物語だった。
金と命、信念と苦悩、正義と復讐、そういうものが複雑に絡まって、単純な答えを出さないドラマだったなと思う。
最終回を迎えても、あの「私なら可能だ」の言葉が、ずっと胸に残る。
もしあなたが“医療 × 裏側 ×ヒーロー像に揺らぎを感じたい”って思うなら、このドラマ、響くところあるはず。

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