なんだか今回は、心臓がひゅっとなる瞬間が多かった。
翠(宇垣美里さん)が元婚約者・聡(渋谷謙人さん)に迫られかけた場面――もうその緊迫感からして胸がざわついた。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}
それでいて、そのストーカー的な行動が単に“復縁したい”とか“未練”とかじゃなくて、滝沢(樋口日奈さん)の仕込みだったという“裏”の構図に、ぞくっとした。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
「契約結婚」という言葉が投げ込まれた時の衝撃
滝沢が聡に「愛人関係を公認した契約結婚」を提案していたっていう事実…この回で明らかになったとき、「えっ、そんなことまで?」って思った。
それが翠の人生とどう絡んでいくのか、不安でいっぱいになった。
言葉にならない“分かってたけど認めたくなかった何か”が、スクリーンからひんやりと伝わってきた。
真央(山中柔太朗さん)の存在が灯と影を同時に映す
そして、あの場面。翠を間一髪で助けた真央の表情。安心させてくれる人でありながら、どこか影が残っていたような気がした。
翠が真央に“頼ってしまった”瞬間と、“自分で立たされている”瞬間が重なってて、心が揺れた。
“年下イケメン”としての光の部分と、その裏にある“守るのか傷つけるのか分からない”部分。そんなギャップが映えていた。
“自分の人生”を問い直すきっかけとしての物語
今回、怖かったのは「他人のプラン」に自分が無意識に巻き込まれてるかもしれないという思い。
翠が「母親ではない自分を取り戻したい」という気持ちを抱えている設定だけど、今回の動きで“取り戻したい何か”と、“取り戻させたくない何か”が立ちあがってきた。
それが“契約”という形で提示されたとき、自分ならどう動くか考えずにはいられなかった。
まだまだ見えていないピースがたくさんあって、その分だけ次の回への期待…というより“覚悟”みたいなものが自分の中に芽生えた。
あのとき翠が発した言葉、そして滝沢が放った言葉、忘れられない。
軽く始めたと思っていた日常が、想像以上に深い渦に呑まれ始めてる。
このドラマ、恋とか結婚とか“普通のこと”をテーマにしながら、すごく重たい問いを投げかけてる。
“できても、できなくても”というタイトルが、どんどん胸の奥で響いてきた。
今回は、特にその響きが強かった。


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