静かな日常の中に忍び寄る問い
今回も、文太(大泉洋さん)が“ちょっとだけ心の声が聞こえる”能力を得てからの日常が、少しずつ“問い”の色に染まっていく瞬間がたまらなかった。
桜介(ディーン・フジオカさん)から明かされた“息子がいる”という事実が、あのクールな桜介くんにだけじゃない裏側を見せて、ハッとさせられた。
そして円寂(高畑淳子さん)や半蔵(宇野祥平さん)の“抱えている秘密”が、静かに輪を広げていくのを感じて、「あ、ここから物語が一気に動くな」って予感が胸をざわつかせる。
“仮初の夫婦”の距離感が突然リアルになる
四季(宮﨑あおいさん)との生活シーンにも、今回はじわっとリアルが滲んでいて、「ヒーローの恋はアイドル以上にあってはならない」という警告が、ただのドラマ演出じゃない重みを持っていた。
「なんで私が?」「なんで君なの?」っていう文太の戸惑いと、四季の“本当の夫だと思ってる”という揺るぎない信じ込みが、交錯して胸に引っかかった。
それが“ミッション”という名の枠組みの中で動いているという事実が、甘くなくて、でも逃げられない感じで。
“爆発で人が死ぬのを止める”その言葉が響いた夜
そして今回のミッション。「爆発で人が死ぬのを止める」という、これまでになく物騒で切迫した内容。お祭りで人が賑わう神社という“安全であるはずの場所”が舞台という…そのギャップに心臓が跳ねた。
“ちょっとだけの力”でどこまで守れるのか、という焦りが伝わってきて、画面を見ながら手に汗をかいた。
あの神社のシーン、バックに流れる音と人々の歓声が、“違和感”としてゆっくり膨らんでいったあの時間、忘れられない。
この先にある“選択”に静かに震えた
この3話を見て、私が思ったのは「能力だけが物語じゃない」ということ。文太たちの能力もミッションも、誰かの“心”と“記憶”と“存在”が絡んでいく。
桜介くんが抱えてるもの、半蔵さんの影、四季ちゃんの確信…全部が“ただの背景”じゃなくて、これからの物語の中で“選択”になる。
だから、見終わったあともしばらく胸に残ったんだ、本当に守れるのかなって。守るってなんだろうって。
ドラマを見たというより、心の中で自分が“少しだけエスパー”になった気分だった。


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