お隣さんになった瞬間から始まる、ちょっと不思議な関係
波多野玄一(及川光博さん)の隣に、中学教師の作田索(手越祐也さん)が引っ越してくるところから始まる第5話。
「これで正式にお隣さんですね」という玄一の笑顔に、索があっさり「仮住まいですから」と返すあのやり取り。
その一瞬の温度差が、二人の関係の“はじまりのズレ”を見事に表していて、微笑ましいのにどこか切なかった。
お節介で優しい玄一の姿に、なんだか守ってあげたくなる気持ちまで湧いてきた。
元恋人の登場で空気が一変
索の元恋人・吉田(井之脇海さん)が突然現れて、空気が一気にざわめいた。
“別れた”はずなのに、引っ越しの手伝いをするためにやって来るなんて…。
それを見た玄一が慌てて「どういうことですか?」と問い詰める姿に、胸がぎゅっとした。
索のあっけらかんとした返しが、逆に痛いほどリアルで、恋の終わりってこんな風に曖昧で続いてしまうんだな、って思わされた。
玄一のまっすぐな感情が空回りするのを見て、思わずテレビの前で「がんばって…」ってつぶやきそうになった。
ほたると“友達”の境界線
同じアパートに暮らす楠ほたる(白鳥玉季さん)の物語も、今回は心に残る展開だった。
勉強にやる気を見せないほたるが、急に変わり始めたなっち(大島美優さん)に戸惑う姿。
「よく考えたら、なっちのこと何も知らない」って気づくあのセリフ、まるで自分の中学時代を覗いているようで胸が痛くなった。
“今を楽しむ”ことと“未来のために頑張る”こと、そのどちらにも正解はない。
でも、ほたるが“本当の友達って何?”と悩むその時間こそが、青春の真ん中なんだと思う。
母と娘をつなぐ、ひとつの想い
大家の井の頭(坂井真紀さん)と、逃亡中のともえ(麻生久美子さん)が再会する場面は、静かな緊張感に包まれていた。
キーホルダーを手渡すともえの姿が、過去の罪や後悔を全部背負っているようで、見ていて胸が詰まる。
「渡せばわかると思うので」――この言葉に込められた母の想い。
そして井の頭の「あなたを連れて帰るために来た」という決意。
そこにあるのは“罰”でも“赦し”でもなく、“愛”なんだと感じた。
終わる恋、始まる恋、そして母娘の絆。
すべての感情が同じアパートの中で混ざり合って、静かに心を揺らした。


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