「ばけばけ」第22回の感想|“言葉を越えて出会った”あの瞬間に心がほどけた【ネタバレなし】

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異国の風が吹いた松江の街

アメリカからやって来た英語教師レフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)が松江に降り立つ場面。
観衆のざわめきと、江藤知事(佐野史郎さん)の誇らしげな表情が交錯していて、まるでお祭りのような空気だった。
でもその中に、どこか“この出会いが何かを変える”予感があって、画面越しに胸が高鳴った。
新しい言葉、新しい文化、初めての土地――その全部にヘブンが子どものように目を輝かせているのが印象的だった。

自由すぎる来訪者、そして戸惑う人々

錦織(吉沢亮さん)の通訳をよそに、好奇心のまま動き回るヘブン。
「言葉が通じない」っていうより、「気持ちが先に動く」人なんだなって感じた。
真面目で几帳面な錦織くんのペースを乱しながらも、どこか憎めないその姿に笑ってしまった。
一方で、周りが少しずつ“混乱”していく中、ヘブンが見せる純粋さが、この物語の核なんだろうなって思った。

偶然の出会いが運命を呼ぶ

トキ(髙石あかりさん)とサワ(円井わんさん)が帰り道でヘブンと話すシーンがすごく好き。
言葉は通じないのに、ちゃんと心が通じてるように見える。
一瞬の笑顔、一言の英語、首を傾げる仕草――それだけで通じ合うって、なんだか魔法みたいだった。
文化も立場も違うのに、出会って数秒で“温かさ”が生まれる瞬間。
この作品らしい優しい空気が、ふっと松江の夜に溶け込んでいく感じがした。

第22回で感じた“ばけばけ”の真骨頂

ヘブンという異国の存在が、登場人物たちの内側にある“見えないもの”を照らしている。
人の心の中にある好奇心とか恐れとか、変わりたい気持ちとか。
その全部を、彼の無邪気さが優しく揺らしていくんだと思った。
笑いながら見てたのに、気づいたらちょっと泣きそうになってた。
この回は“言葉を越えた会話”がテーマみたいで、見終わった後、少しだけ世界が広く見えた。

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